新年明けまして、おめでとうございます。
AO入試・推薦入試対策の家庭教師CACAOの高野祐大です。
2018年もよろしくお願いします。

 

心理学の世界には、ハロー効果というものがあります。人は、優れた一面を発見すると、その他のすべての面も優れているように判断してしまうのです。Macを使う人はクリエイティブに感じる、英語が話せると仕事が出来そうな人に見える、といった現象です。

このハロー効果が大いに発揮されるのが「偏差値」です。日本において「偏差値」は現代の身分制度と化して蔓延してしまっています。偏差値の高い大学に合格するには、受験勉強を頑張る必要があって、それは暗記中心の単調な作業ゲーです。

偏差値の高い大学に合格 = 単調な作業への耐性が高い

多くの人にとってはこの証明をするに過ぎないのですが、「偏差値の高い大学に合格 = すべてにおいて優秀」というハロー効果が発揮されて、それがある種の身分制度と化してしまっております。

もちろん、受験勉強が全ての人にとって作業ゲーであるとは言えません。作業ゲーをこなさなくても、課されている試験科目が元から得意な人もいます。
生まれつき数学が得意で、幼少期は英語圏を過ごしていた高校生が大学受験をするとします。この場合、数学と英語だけで受験が可能な「偏差値の高い大学」に合格することが出来るでしょう。では、情報と公民が得意な人はどうでしょう。幼少期からプログラミングをしていて、高校時代は政治家のボランティアに熱心に取り組んでいた高校生は「偏差値の高い大学」に合格できるのでしょうか。この場合は、残念ながら「偏差値の高い大学」に合格することは難しいでしょう。
このように「数学と英語が得意な人」と「情報と公民が得意な人」がいた場合、現代日本の身分制度「偏差値」に照らし合わせていえば、「偏差値の高い大学」に合格することは難しいので、「数学と英語が得意な人」の方が優秀ということになってしまいます。

AO入試は、いわば試験科目を自分で自由に設定できる入試であるといえます。先ほどのような「数学と英語が得意な人」と「情報と公民が得意な人」がいた時に、互角に戦えるのがAO入試なのです。大学が用意している学びの環境や、社会の情勢などと照らし合わせながら評価してもらえるのです。

もちろん、学びの環境は大学や学部によって違います。履修できる科目は違いますし、キャンパスの場所も異なります。同じ科目だとしても、教える教授によって、全く違う内容になります。

・プログラミングが得意な人が、プログラミングを中心に学べる大学に行く
・プログラミングが得意な人が、特定のプログラミング言語を極められる大学に行く
・プログラミングが得意な人が、複数のプログラミング言語を満遍なく学べる大学に行く
・プログラミングが得意な人が、プログラミングを活かせるビジネスを学べる大学に行く
・プログラミングが得意な人が、プログラミングは飽きたから全く違う分野を学べる大学に行く

どの選択が間違っているということはなく、百人百様の最善の選択があるのです。「数学ができるより、英語ができる方が優秀だ」ということがないように、絶対的な優秀はありません。あったとしても、それは誰にも分からないか、誰かにしか分からないのです。
絶対的な優秀がないから、「偏差値」で大学の優劣をつけることも出来ません。前述のような、「プログラミングを中心に学べる大学」も「特定のプログラミング言語を極められる大学」も「複数のプログラミング言語を満遍なく学べる大学」も「プログラミングを活かせるビジネスを学べる大学」も「プログラミングは飽きたから全く違う分野を学べる大学」も全て大学に個性があり、皆違うのです。

全てにおいて優秀な人が居ないように、全てにおいて優秀な大学はありません。

「偏差値の高い大学=つまらない大学」という時代の到来も近いかも知れませんね。

この記事を書いた人

高野祐大
11歳よりブロガー。高校1年生から週7日でバイトして、17歳で全国47都道府県を旅した。翌年、東日本大震災が発生し、双葉町支援プロジェクトを立ち上げ。福島の子どもたちに支援活動を行う。学校の成績は偏差値30、評定平均2.2だったが、AO入試を通して、慶應義塾大学環境情報学部に入学。この経験から、AO入試の裾野を広げ、受験生の多様化を目指し、志望校の先輩が未来の後輩にマンツーマンで指導する、シンプルで安価なAO入試対策塾「AO・推薦入試対策の家庭教師CACAO」を設立した。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。