こんにちは。総合型選抜(AO入試・推薦入試)専門の家庭教師「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

地方在住の人はAO・推薦入試・総合型選抜の情報が少ない

地方からAO入試・推薦入試・総合型選抜にチャレンジをした人が皆言うことが「情報が少なかった」ということです。これはAO・推薦入試・総合型選抜の対策に関わっていると本当によく聞くことです。
一方で、「情報を制したものがAO・推薦入試・総合型選抜を制する」とも言われます。AO・推薦入試・総合型選抜はまさに「情報戦」でもあるのです。いかに志望校に関する情報を集めることができるのか、これが合否を左右していると言っても過言ではありません。

地方では情報が少ないからこそライバルが少ない

それでは、やはり情報が少ない「地方在住の人」はAO・推薦入試・総合型選抜において、不利になってしまうのでしょうか。一見するとそうなのですが、実際は「そうでもない」というのが答えなのです。

やはり、地方では「一般入試至上主義」が蔓延っているのです。AO・推薦入試・総合型選抜の塾などありませんし、予備校の先生や高校の先生も、一般入試以外は考えるな、と迫ってくるものです。

ですから、逆にいってしまえば、地方からAO・推薦入試・総合型選抜に出願する人は、都市部と比べて極めて少ない傾向にあるのです。この地方と都市部の差が、地方からAO・推薦入試・総合型選抜にチャレンジする受験生にとっては、大きなメリットになり得るのです。

大学側の事情:地方生が欲しい

それを理解するためには、大学側の事情を理解する必要があります。大学としては、特に都市部に立地する大学では、都市部から出願する受験生が非常に多い状況があるのです。そうしますと、大学の学生はほとんどが都市部の人間になりまして、地方からの学生は非常に少なくなってしまいます。近年はダイバーシティ推進という考えもあって、多様なバックグラウンドを持つ学生に在籍してもらいたい、そんな問題意識が大学側にはあるのです。

つまり大学側としては「地方生が欲しい!」のです。

地方在住の人こそ、AO・推薦入試・総合型選抜を受けよう!

大学側が入学させる学生を出身地などの属性で選抜できる入試方式は、AO・推薦入試・総合型選抜だけです。一般入試をはじめとするペーパーテストでは、地方生を選抜することは困難です。

そんな大学側の思惑に即した学生(求める学生像)を知って、大学受験を有利に進める。賢い受験生の処世術といえるでしょう。高校生ながらに、うまく立ち回る事ができるなら、きっと将来も有望なのだと確信します。

この記事を書いた人

高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。