こんにちは。総合型選抜(AO入試・推薦入試)専門の家庭教師「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

今回は、AO入試・推薦入試・総合型選抜において、その出願の根幹となる「志望理由」や「活動報告」などを始めとして、最も必要になってくるスキルである「文章」についてのテクニックをご紹介いたします。AO入試・推薦入試・総合型選抜の受験生はもちろんですが、シンプルに文章を書かなければならない人にも心得て頂きたい、初歩的な内容となりますから、ぜひお読みいただければと思います。

文章は「量」より「質」が基本

よく言われることでありますが、文章を書くことにおいて、特にAO入試・推薦入試・総合型選抜で必要な文章においては、量より質が大事であります。これは基本であります。500字や1,000字などの字数制限がある場合は、最低でも必要とされている字数の8割〜9割以上は満たしている必要があるでしょう。しかしながら、字数の制限がない場合は、ただダラダラと字数を稼げば良いというわけでもなく、内容のある良質な文章を書くことのほうが優先されるべきであると思います。

質の高い文章を書くには

それでは、質の高い文章を書くためにはどうすれば良いのでしょうか。まずは構成を考えるなど、色々な方法論があるかと思いますが、最も簡単な方法は「量を書く」ことであります。
質の高い文章を書くことが出来ないのであれば、まずはそのまま質の高くない(低い)文章を書きなぐってみるのです。字数の制限がある場合には、その字数の2倍〜3倍くらいを目標にまずは書いてみると良いと思います。

文字を削っていく

定められた文字数の2倍〜3倍の字数を書くことが出来たら、次のステップはその文章を見直して、文字を削っていくのが良いでしょう。余計な接続詞などを削る、より簡潔な表現に変える、無くても伝わる文章は思い切って削除してみるなど、一度書いた文章を自分自身で読み返してみると、驚くほど無駄の多い文章になっていることが分かると思います。

いかがでしたか。良質な文章を書くための、極めて初歩的なテクニックではありますが、皆様のお力になれたら幸いです。ぜひやってみてください。

この記事を書いた人

高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。