こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

「一次情報」とは何か

一次情報とは、自分が仕入れた情報、自分が情報源である情報です。マスコミであれば、記者が現場に足を運んで仕入れた情報でしょう。「○×で火事が起きている」という情報は、記者の方が現場に足を運んで仕入れた、記者のとっての「一次情報」となります。

マスコミでは「一次情報」を二次情報や三次情報にして、我々視聴者のもとに届けています。今の例でいえば、我々にとって「○×で火事が起きている」という情報は、自分が情報源ではありませんので、二次情報や三次情報といった、人から聞いた情報や情報源が不明な情報となるのです。

●一次情報、二次情報、三次情報の違いを図解し解説
https://note.com/rkawtr/n/n34d20a76ac75

AO・推薦で合格するには「あなたでなければならない理由」が必要

AO・推薦の受験生にとって、情報収集する量は膨大になります。大学・学部のアドミッション・ポリシーについて調べたり、出願書類の作成では日々、調べ学習をしながら、志望理由書などをブラッシュアップしていくことでしょう。

AO・推薦で大切な合格ポイントの一つに、「あなたでなければならない理由」を高めていくことがあります。というのも、どんなに立派な志望理由書が書けていても、それが誰かに代筆されたものであれば、選考する側は分からない訳です。つまり、どんなに志が高い立派な文章でも誰が書いても変わらないのでは意味がないのです。

AO・推薦においては、どこかのだれかが書いた「誰が書いても変わらない立派な志」を「あなたがやらなければならない立派な志」にしていくことが必要です。それが、選考する大学の教授陣の立場としては、あなたを合格させる理由になるのです。

「一次情報」があれば「あなたでなければならない理由」が増す

そこで「一次情報」です。というのも、ネットを調べれば情報源が不明な、誰が調べられる情報が溢れかえっています。ネット上で調べることが出来る情報は、いわゆる二次情報や三次情報であって、自分が仕入れた情報「一次情報」ではないのです。

自分しか知り得ない情報をもとに、大学・学部のアドミッション・ポリシーに即した志望理由が書ければ、十分に「あなたでなければならない理由」になります。そうすれば、必然的に「あなたを合格させてければならない」ことになるのです。

ぜひ受験生の皆さんには、自分の足で情報収集をして「一次情報」を獲得し、AO・推薦を突破して欲しいと思います。

この記事を書いた人

高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。