こんにちは。総合型選抜(AO入試・推薦入試)専門の家庭教師「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

夢中になってやることが一番のAO入試対策

私も、AO入試で大学に合格しておりますが、その二次試験の面接の場で「夢中」について、プレゼンテーションをしました。AO入試・推薦入試・総合型選抜において、「夢中」という概念は非常に重要であります。夢中になってやることが、一番のAO入試・推薦入試・総合型選抜の対策であるからです。

夢中になれば“息を吸うように努力できる”ようになる

「夢中になってやると息を吸うように努力できる」。産直サイトの食べチョクを運営する、秋元里奈さんがテレビ番組で語っていた言葉であります。農家と消費者をインターネットでつなげる事業で大成功している人であります。

●食べチョク
https://www.tabechoku.com/

ただ、このような農家と消費者をネットでつなぐ事業というのは、過去にも多くの人が挑戦してきている事業のようで、農家の方から言わせれば「あなたのような人は過去にもいっぱい来たよ。でもみんな儲からないからやめちゃったよ。」といった感じだったようです。しかしながら、彼女はどうしてもやりたい、そういった気持ち、つまり、夢中になって取り組み、“息を吸うように努力した”からこそ、過去に多く人がやめた事業をも、大成功させることが出来たのでしょう。

夢中とはなにか

私も「夢中になってやる」、こういった概念について、自身の受験でも取り上げたのですが、夢中とは何か、と言いましても、説明できるものではない、説明してしまうと味気ない概念であると考えます。というのも、「夢中になってやる」というのは、これが“正しい”とか“やるべき”だからやる、そういう考えではなく、どこからか湧いてくる「やりたいからやっている」という考え方であります。

「やらなければならないから努力する」「正しいから努力する」という人より、『夢中になって(やりたいから)努力する』という人のほうが、より努力できる、強いのは自明のことなのです。

夢中になれることに出会うには

AO入試・推薦入試・総合型選抜の受験生はもちろん、多くの人が「努力したい」と考えているのではないでしょうか。そんな方々からすれば、息を吸うように努力できるようになる「夢中」になりたい、と考える人も多いのではないかと思います。それでは、夢中になるにはどうしたら良いのでしょうか。

夢中になれることを見つけるには、多くの「ヒト・モノ・コト」に触れるのが大変重要なのです。「ヒト」は多くの人(ヒト)に出会い、話を聞いてみる。「モノ」は多くの物(もの)を見たりして、多様な価値観、感性を磨いてみる。「コト」は多くの情報を集めて、そこから取捨選択をしながら、自分なりに解釈したり、深く考えてみる。これらを日常的にやってみると、やっているうちに「夢中」になれることに出会えるはずです。

行動につなげる

夢中になれることが見つかっている人も、そうではない人も、やるべきことは「行動」すること、であります。

夢中になれることが見つかった人は「でも、こんなことは私がやらなくても良いのでは…」などと考えてしまって、なかなか行動に一歩踏み出せない、そんな人も多いと感じます。そんな「私がやらなくてもいい。誰かがやってくれるだろう。」という考えは、自分以外のほとんどの人がそう考えているのです。しかしながら、逆にいえば、それは大きなチャンスであります。「誰かがやっているだろう」と考えていることを見つけられたのでしたら、自分にしか出来ないチャンスなのです。ぜひ周りがなんと言おうと、自身を持って「行動」に移して、「夢中になってやってみる」を実践してみてください。

夢中になれることが見つかっていない人も、まずやるべきことは「行動」なのです。前述のとおり、誰よりも多くの「ヒト・モノ・コト」に触れる。そのためには、やはり「行動」につなげないことには、「ヒト・モノ・コト」に触れることはなかなか出来ないかと思います。

また、三日坊主になることを怖がってはいけません。何回でも三日坊主になってもいいから、三日坊主になっても、何回でも「行動」してみる。これはAO入試・推薦入試・総合型選抜の受験生はもちろん、多くの人が必要とする考え方です。

今般のコロナ禍であっても、インターネットを駆使して、いろいろな「ヒト・モノ・コト」と触れることが出来ることは、証明されています。テクノロジーの発達によって、とても良い世の中になったと思います。このテクノロジーを駆使しないのは、本当に勿体ないことなのです。

夢中になれることを見つける。それを後押しして、伴走するのが家庭教師。

そうは言っても、なかなか「夢中になれることを見つれる」、「行動に移す」ことが難しいのは確かです。家庭教師のカカオでは、そんな「夢中になれることを見つけたい」受験生や「行動に移したい」受験生に対して、それが実行できるように、足押ししたり、伴走してくれる人をご紹介しています。

 
一人でも多くの人が、「夢中になれること」を見つけて頂き、「行動に移して」もらう。家庭教師のカカオでは、AO入試・推薦入試・総合型選抜を通して、「AO対策」というだけではない、「夢中」を見つけていただきたい。そう願っております。

この記事を書いた人

高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。