教師番号
3072
大学
慶應義塾大学 総合政策学部・総合政策学科
性別
男性
AO・推薦入試の受験経験
慶應義塾大学総合政策学部AO入試A方式合格
AO・推薦入試の受験テーマ
インドの貧困支援
指導可能な試験科目
志望理由書、活動報告書類、面接、GD、プレゼン

幼少期を過ごしたインドで、毎日自分よりも幼い子供たちまでもが貧困に苦しむ姿を目にしていたことをきっかけに、貧困問題に大きな問題意識を抱くようになり、そのパッションや強い思いを志望理由書に素直に落とし込むことで合格を勝ち取ることができました。
皆さんも必ず自分が将来やりたいことの「きっかけ」はこれまでの人生においてあるはずです。そうした「過去の経験」により「自分が将来何を成し遂げたいか」を明確にし、その上でご自身の志望校が最適な環境であり必要不可欠だと言語化することこそが志望理由書に一番求められていることです。私はこれまでインドでの支援経験などの貧困にまつわるものはもちろん、一部上場企業でのインターンやAO入試に関しては大手対策塾での指導経験などもあるため、これらの経験や知識を余すことなく生かすことで志望校合格へ責任を持って導きます!よろしくお願いいたします。

インタビュー

慶應SFCのAO入試は「マッチング入試」

高野代表:まず最初に先生が合格された大学・学部・入試方式をお教えください。
家庭教師:ありがとうございます。私は、慶應義塾大学の総合政策学部SFCのA方式で合格をしました。
高野代表:慶應義塾大学SFCのAO入試とはどういった入試になりますか。
家庭教師:AO入試というのは、基本的には学生の意欲であったり、学びたいという想い、そして慶應SFC自体が求めている人材であったり、提供している学びとのマッチというのを見て、それこそ志望理由であったり、自分がどういう人間であるかっていうことを添付資料であったりでアピールすることで、そこのマッチングで成立するような入試であるなって感じています。
高野代表:先生はどういったところでアピールをされたのですか。
家庭教師:私は特殊なバックグラウンドとして、幼少期の3年間をインドのニューデリーで過ごしておりまして、このなかで6歳だったのですけれども、自分よりも小さい子ども達が貧困に苦しんでいる姿を毎日見ておりまして、帰国後も貧困に取り組みたいという想いがあって、様々な活動をしておりまして、支援機関にインタビューをしたりだとか、また高校生のなかでは、また再びインドに赴いて、スラムところで支援を行ったりしました。そういったことをしていくことと実際に活動と紐づけてきたなかで、今後はこういった学びが必要だから、SFCが必要ですっていうストーリーラインを考えて、それを志望理由書に形にしていったという感じですね。

問題意識を持って取り組む姿勢さえあればアピールできる

高野代表:なるほど。結構先生はすごく活動されている実績があると思うのですけれど、逆にユニークな発想がないと受からないような感じなのですか。
家庭教師:そんなことは全くないのですが、基本的に私がこれまで思ってきているのは、AO入試になってきたときに、もちろん志望理由書でも大事なのですけれど、このときにただリサーチをした内容を書くのではダメで、自分だからこそ書ける内容にするのが重要だなと思います。この点では、やはりただの感想文かリサーチを書くのではなくて、自分の経験とか、体験に則したものを書いていくのが必要ですから、こういう経験っていうのは、あとからでも全然遅くなくて、フィールドワークを通じて、やっても大丈夫ですので、決してユニークな活動があるから受かるとか、逆にないから受からないとかではなくて、自分で問題意識を持って、取り組む姿勢さえあれば、アピールできるかなっていう風に思います。
高野代表:自分だからこそ、書ける内容が必要だっておっしゃられていたじゃないですか。それをAO入試を受けようかなって考えている受験生が聞くと、そんなものあるのかなって感じてしまうと思うのですけれど、そういった方に向けて何かありますでしょうか。
家庭教師:これこそが、AO入試の指導を通して、講義で行っているところでありまして、自分がどういう人間なのかっていうのをこれまで人生を講師と一緒に振り返ってみて、どういうところにモチベーションを感じているのかとか、あとはどういう経験が他の人と違ってユニークかっていうことを改めて、自己と他己で分析してみて、自分がどういうところにパッションを持っているのかを気づくところから始めてみるのが、AO入試なのかなって思っています。必ず経験とかユニークさっていうのは、どんな学生さんにもあるなって自分も思っていますし、私もこれまで複数の生徒さんを見てきたことがあるんですけれど、必ずどんな生徒にもそういう光るものっていうのがあったり、ユニークな経験とか、パッションを持っているのものっていうのが必ずあるので、これをぜひ一緒に探していけたらなって思っています。
高野代表:どんな学生にもあるっていう力が強いお言葉ですけれど、そういったことを探すにあたって、先生の指導のなかで、どういった形でそういったものを探してくださるのかっていうのが気になるのでけれど、どうでしょうか。
家庭教師:これはですね、まずは何より、自分の人生を振り返ることっていうのがありまして、その中で私が非常に良いなって思っているのが、モチベーショングラフを作ることなのですね。例えば、年齢に分けて、0歳、1歳っていう形で刻んでいって、自分の人生のピークがどこにあったのかとかであったり、これまで最も悔しかった出来事とか、もっとも嬉しかった出来事っていうのを図表化してあげることによって、あ、ここに自分は例えば共通項として、モチベーションとかパッションを感じているなとか、あるいはこういうタイミングがあると、悔しいんだなっていうことを可視化することっていうのを一緒にやっていくことで、どんな自分が人生を送ってきたのかだとか、どういうところにユニークさがあるかっていうことを紐解いていくような作業を行うようにしたいなってい思います。

インドバカになるように意識

高野代表:SFCのAO入試について伺いたいのですけれど、先生が思うにまた指導経験豊富な先生が思うに、慶應SFCのAO入試というのは、どんな学生を求めていると感じますか。
家庭教師:なるほど。これはですね、よく大学の教授ともお話をさせて頂く機会があるのですけれど、私が思っているのは、本当に動物園のような学生を求めているっていうのをよく教授からも伺い、私も本当に生活をしていて、良い意味で尖った学生を求めているんだなっていう風に思います。これは、言ってしまえば、ある種良い意味での非凡さであったり、何か尖ったユニークな個性があったりとか、これは必ず成し遂げたいっていったような強い意志とか、こうした志を持っている学生をまさに求めていて、志望理由の「志」っていうのも、「こころざし」って言葉だと思うのですけれど、何か社会に貢献したいだとか、これは極めたいということがしっかり軸として、大学入学以前から持っている学生っていうのを求めているんじゃないかなっていう風に思います。
高野代表:尖った学生ですか。そうなると、先生の場合は、いまアピールしたポイントという質問でお話頂いたと思うのですけれど、先生の場合はどういったところ、大学として、先生の活動を特に評価した部分っていうのは、どこなのでしょうか。
家庭教師:私に関しては、とにかくインドの通になることを意識しておりまして、自分ではインドバカになるように意識をしていたんですけれども、とにかくあらゆるインドの本を読み漁ったり、インドの文献であったり、インドに行ってみたりとか、そういったことをある意味で見せつけ合ったり、志望理由に落とし込めたからこそ、この人といったらインドと言ったように紐づけが出来たっていうのが、ある種の尖っているように評価された風に思いますし。あと志望理由のなかでも、この授業を取りたい、SFCじゃなくてはいけない理由が完全に落とし込めていたっていうところが、SFCに入学しなければこの人はいけないのだという強い思いが伝わったのかなっていう風に思います。

何か実現したい想いさえあればAO入試はもってこい

高野代表:インドバカだっていう話があったと思うのですけれど、そういうところで、逆にインドについて他に詳しい人、自分はアピール出来るなっていう人が居たときに、SFCとかはもうオススメできる大学ということでしょうか。
家庭教師:本当にそうですね。インドバカでなくても、何かのエキスパートになる必要こそないのですけれど、そういう気概とか、そういう想いを持っているだけでも、必ず伝わるなって思っておりまして、とにかく自分のパッションであったり、これを実現したいって想いさえあれば、本当にSFCであったり、他のAO入試というのは、とにかくもってこいな入試だなっていう風に思うので、まあ見つけている方はもちろんなのですけれど、まだ見つけていなくても、どこか自分のそういうものがありそうだなって思っている生徒とか、あるいは思っていなくても、見つけてみたいって想いさえあれば、AO入試にチャレンジする価値があると思うので、ぜひ一緒に頑張りたいなって思います。
高野代表:逆にそのもっとインドを題材にAO入試を受けるってなったときに、SFCくらいしかないんじゃないかな、SFC以外にもあるのかなって思うんでけれど、先生の中では他の選択肢はなかったのですか。
家庭教師:私の場合はインドの話をしてはいるんですけれど、その根幹には貧困っていうテーマがあって、この貧困とかインドっていうことを考えるときに、本当に一つの学問じゃ捉えきれないような文理を横断したり、学問を横断した学びが必要だなって思っておりまして、これを考えたときにSFCっていうのは、100%マッチしておりまして、文理問わずに学べるっていうカリキュラムもそうですし、とにかく自分の問題意識に応じて、必修も自分で組めるっていうところが、とにかく魅力的だったので、ある種学問の垣根を超えるっていう言い方をすると思うのですけれど、そうした意味でSFCっていうのが、本当に混沌としたインドとか、複雑な貧困問題っていうのを考えていく上では、もうSFC以外自分としては考えられないと思います。

合格までどのような対策をしてきたのか

高野代表:先生が対策をした内容を聞きたいのですけれど、先生がAO入試を受けるあたって、実際にどのような対策をされてきたのかっていうのをお聞かせ頂きたいのですが、どうでしょうか。
家庭教師:まず、第一ステップとしては、自分の人生を振り返るところから入りまして、自分は今までどういう経験をしてきて、どういうことで悔しい思いをしたとか、どういうときに一番うれしかったのかっていうことをまず図で書いてみたりすることで、自分がどういう風に見えるのかっていうところをまず初めに始めました。そのあと今度は自分が将来どんなことをしていたいのかっていうことを少し区切ってみて、大学入学後とか、入学した先とか、10年後っていう風に区切って行って、自分が何を成し遂げていたいのかっていうのをまず明確にするっていうのをしました。その上で、やはりAO入試というのは、自分を分析するだけではなくて、大学のことも知る必要があるので、SFCについて調べるということを例えば、SFC学生さん、あるいはAO入試を通じて合格した人っていうのは、本当にSFCについても詳しい人が多いので、そういう人に話しを伺ったり、あるいは教授に話を伺ってみたりすることで、SFCがどんな学校なのかっていうのを調べたりしていました。最後は、それをリンクしていく作業で、自分がどういう人間で、何が必要かっていうところと、SFCが何を提供してくれるのか、っていうところ、これをマッチしていく作業を志望理由を書く前に行って、最後はそれを文字に起こしてっていうところですかね。

SFCに通っている先輩方から対策法を教わる

高野代表:なるほど。すごいですね。先生の話を聞いていると、先生の今の自らの受験体験だと思うのですけれども、自分の分析だったり、学校も志望校の分析というところで、そこをリンクしていくみたいな話だと思うのですけれど、分析っていう部分でずこい具体的にやられているじゃないですか。図に書くとか、将来何年後かに区切ってやっていくとか、そういったのってなかなか思いつかないし、一人でやっていくと、なかなかやれないと思うのですよ。先生の場合は、どういったところで、そういうのは知り得たのですか。
家庭教師:なるほど。当然この対策法っていうのは、自分では絶対に成し遂げることが出来なくて。このときにやはり役に立ったのが過去のAO入試を受けている人から教わるっていうことでしたね。やはりAO入試っていうのは、どんなにベテランの先生とか、知識を持った社会人の方から教わろうとしても、なかなか難しいところがあって。実際にAO入試を通じて、合格した人から教わるっていうのが最も大事だと思っていました。私の場合は、いろいろなAO入試を通じて受かった学生とか、SFCに通っていると言ったような先輩方から、どういう対策をしたとか、こういうことをすれば良かったみたいなことを実際に教わって、それを自分として、対策に活かしていたのが大きいのかなって思いました。

AO入試を通して入った学生から教わるのはとにかく重要な要素

高野代表:じゃあそういった内容で、先生も準備をしていく中で、普通に考えて、一般の受験生の立場から考えると、やっぱりノウハウのある塾に通ったほうが良いのか、それとも単純に合格した大学生に教えてもらった方が良いのか、はたまた社会人みたいなプロとされる人のもとで対策をした方が良いのか、いろんなパターンがあると思うんですけれど、それを各々良いところと悪いところがあるとは思うんですけれど、そういったところをどう先生は考えられますか。
家庭教師:そうですね。これは本当に難しいところで、結局AO入試というのは、とにかく複雑な入試ですので、これをやれば受かるとか、これをやっておけば絶対に良い対策ができるといったものがないっていうのが何よりも特徴でありまして。じゃあこの中で何が一番良い答えなのかっていうことを考えたときに、やはり自分に似た境遇の人とか、やはりAO入試を経験している人とか、こう何かAOに関しての経験だったり、一定程度のノウハウを持っている人から教わっていくっていうのが何より大事で。例えば、AOで志望理由を書いていくときにいろんなフェーズがあって。例えば、志が決まらないとか、なんでSFCじゃないといけないのか分からないとか、いろんな悩みに直面することがあると思うんですけれど、そういうときに実際に経験した人から教わるってなると、そういうときにどう乗り越えたっていうのが、経験として蓄積しているので、それは実際にコミュニケーションを取りながら、解消できていくっていうのは、実際に社会人の方から教わるのとは違って、良いメリットがあるのかなって思いますね。その点、やはり実際に経験をした、AO入試で実際通して入った学生から教わるって言うのは、AO入試においてはとにかく重要な要素なのかなって自分は思います。

一対一の家庭教師はAO入試においては最高な対策法

高野代表:一対一の家庭教師での対策っていうのは、先生はどう思われますか。
家庭教師:これは本当にAO入試においては最高な対策だと考えておりまして、結局、集団授業と家庭教師で比べてみますと、集団授業っていうのは、ある一定のノウハウとか、そういった内容を全体に向けて教えていくものになると思うのですけれど、対して、一対一の個人指導というのは、パーソナライズされた個別の指導であったり、やり方っていうので、進めていけるので、まさにこのAO入試っていうのは、そういったものが大事でして。一人ひとりによって、進捗度合いとか、フェーズとか、どういう課題意識を持っているのかっていうのが全く違ってきていて、それによって何を共有すべきとか、どこを一緒に考えてあげれば良いのかっていうのが本当に変わってくるので、そういう意味でも、集団授業とかではなくて、一対一でしっかりとAOの経験がある家庭教師と生徒さんがコミュニケーションを取って、悩みであったり、詰まった時に解消してあげるっていうことが出来るので、もう個人指導とは、とにかくAO入試においては、もってこいな対策なのかなって思っています。

先生の教える立場としてアピールポイント

高野代表:先生は指導経験が豊富だと思うのですけれど、先生の教える立場としてのアピールするポイントっていうのは、何かございますでしょうか。
家庭教師:私に関しましては、やはりこれまで何人かの生徒を指導していくなかで、色々な生徒さんを受け持ったことによって、色々な悩みであったり、いろんなところに直面している姿をみていて、それを乗り越えてきた経験であったり、解決をして、合格に導くプロセスっていうのを辿ってきた経験もあるので、そうしたところは、存分に活用できるし、きちんと還元できるのかなって思っています。やはり、AO入試を実際に自分が経験していることもあって、AO入試はもちろんのこと、SFCであったり、どういう風にアピールするべきか、アピールするべきかとまではいかなくても、どのようにアピールすることが最適なのかっていうのは、ノウハウとして持っていると自負していますので、ぜひ私とそうしたコミュニケーションを取りながら、合格に向かって、最適な方法を模索していければなって思っています。

どんな人にもユニークさやパッションを持てる

高野代表:AO入試、推薦入試、総合型選抜の受験生に向けて、何かメッセージをお願いいたします。
家庭教師:総合型選抜、AO入試って聞くと、何かこう一芸がないとダメとか、英検一級じゃなきゃダメとか、全国有償していないとダメとか、そういうイメージを持つのは当然で、私も最初もっていたんですけれど、どんな方にもユニークさとか、パッションを持てることとか、人にアピールできることが絶対にあると思うので、ぜひそういったものをコミュニケーションをしながら、一緒に探していって、合格をつかみ取りたいなって思います。どうぞよろしくお願いいたします。