教師番号 |
3153 |
大学 |
立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学科 |
性別 |
女性 |
AO・推薦入試の受験経験 |
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学科 世界を変える人材育成~ロジカル・フラワーチャート入試、総合評価入試、活動実績アピール入試合格 |
AO・推薦入試の受験テーマ |
「ごみは宝だ」という価値を見出す循環型社会を実現したい |
指導可能な試験科目 |
志望理由書、活動報告書、面接、ロジカルシンキング |
高校での模擬国連(MUN)や2度の留学、ボランティア(環境問題)で得た経験から自分が大学で何をしたいのかを探求してきました。大学入試自体をただの通過点だとは思わず、受験まで準備をすることで自分自身を知る機会にもなります。
そのためのお手伝いを私が全力で行いたいと考えています。
宜しくお願い致します。
インタビュー
APUのAO入試すべてに合格
高野代表:合格された大学学部入試方式をお教えください。
家庭教師:立命館アジア太平洋大学(APU)のアジア太平洋学部のAOすべてに受かりました。
高野代表:それは試験の内容としましてはどんな感じになりますか。あの大きい内容としては出願書類がありますよね。
家庭教師:そうですね。まず一つ目にそれがあって、追加で試験とかがありますね。
高野代表:AO入試とかって、いくつか種類があるんでしたっけ。
家庭教師:AOの種類は大きく分けて3つです。
高野代表:先生が合格されたのが…
家庭教師:世界を変える人材育成入試っていうロジカルシンキングっていう問題解決を考えて、それを文章に落とし込むって入試と、総合評価入試っていう、小論文を書くっていうのがありまして、いちばん最後に活動実績アピール入試っていう、これがメインになってくると思うんですけど、自分の今まで高校のときに何をやってきたか、それをどうアピールするのか、大学側にどうアピールするのかっていうのを文章とか表彰されたのであれば、その証拠というかそのすべて提出するっていうものになります。
高野代表:先生は何で合格されたんですか。
家庭教師:すべてです。APUは一回ですべての方式を全部同時に受けることができるので。
高野代表:どうですか。APU受けられる方っていうのはだいたい全部受けるのがベターって感じなんですか。
家庭教師:私は普通だと思ってて、受けれるんだったら受けようっていうスタンスだったんですけど、入学後にちょっと友人に聞いたんですけど、たぶんそれはあんまりないって言われて、で、全部受けて全部受かるというのもあんまりないって、先輩にも言われました。
高野代表:すごいですね。全部受けるって大変じゃないですか。書類も増えるんじゃないですか?
家庭教師:志望理由書は1枚でいいんですけど、その求められるものが違うってだけで、コツを掴めば、楽しく出来ましたし、あの、他の大学というか、自分のスキルを上げるというか、自分を知る上で、やってもいいかなって思いました。
コツを掴めば楽しくできる
高野代表:コツを掴むと楽しくできるんですか。
家庭教師:私はできました。
高野代表:どういう感じでやるんですか。楽しくやるために。みんな多分なんか大変だなと思ってやる人もいますし、たのしくやる人もいると思うんですけど…たのしくやるコツとか。
家庭教師:私も最初は自分がなにをしたいのかってわからなくて、模索の繰り返しだったんですけど、そこまできっと苦労すると思うんですよ。それを乗り越えたあとなんかその自分が何をしたいのかっていうのを、この例えばボランピアとかちょっとやってみるとか、なんかこう自分を知るために自分が今までしてきたことをを書き出してみるとか、そういうものやってつなげていきました。私の場合は。
高野代表:そうなんですね。割と自分の好きな分野とつなげていくっていうのが大事そうですね。
家庭教師:少しの気づきでもいいので書き出したよっていうのがすごく大事なことなのかなって思います。
高野代表:そうなんですね。全部組み立ててから書き出すっていうよりも、とりあえずをモチベーションを高めるためにも書き出してみるところが大事なんですね。
家庭教師:そうですね。
APUは変人を求めている
高野代表:ところでAPUってなかなか特殊なとこがあるじゃないですか。先生が伝えたいAPUの魅力とか、なんか入ってみて分かることとか、こういう情報を知ってたら合格しやすいよ、とかありますか?
家庭教師:そうですね。私があの受けてみて思ったのは、本当に変人を求めている学校なんですよ。
高野代表:そうなんですか。
家庭教師:もう何かに特化してるとかでももちろんいいんですけど、これが好きなんだみたいなパッションを求めて来てくれる大学で、あなたの大学のこういう所に惹かれてとかよりかはこういうことをそこでしかできないから絶対やりたいんだっていうパッションを持って面接とかに挑むとすごく合格しやすいと思います。
高野代表:先生のパッションはなんでしたか。
家庭教師:私のパッションは、面接のときに使ったフレーズなんですけど、自己紹介してくださいって言われるんですよね。そのときに、私は「ゴミが好きです」って言って、なんか環境問題で生ゴミの廃棄にすごく興味を持っていたので、「生ごみはゴミじゃなくて宝物なんだ」っていう私の考えをAPUの教員の方にぶつけました。
高野代表:ゴミは宝だ、ゴミに価値を見出す、循環型社会を実現したい、っていうことですよね。
一番熱く語れるのはなに
高野代表:どうしてそんな強いパッションを抱いたきっかけとかあるんですか。
家庭教師:きっかけは高校生時代に一年間オーストラリアに留学させて頂いていて、そこでコンポストっていう生ゴミを堆肥にする、土の栄養にするってやつを初めて見て、衝撃を受けまして、こんなもので生ゴミがゴミじゃなくなるんだってわーって思って帰って。
高野代表:AO・推薦入試で合格するような人って、そういうところ、大学にもよるんでしょうけど必要じゃないですか。やっぱりそういうのをなかなか見つけられない人もいると思うのですけど、すーっとそれに興味を持てたというか、なんか普段からやってこられたなんか練習とか心がけとかあるんですか。
家庭教師:あります。めっちゃくちゃあります。私も、ずっと悩んでいて、どうやったら本当に好きな事も見つけられるのかなって思ったときに、あのやっぱり変人になるっていうのを目指して。その友達に理想の友達みたいな人がいて、その子はAIUに合格していたんですけど、その人とずっと一緒にいました。
高野代表:それを目標にするっていうか。そういう人を見つけて、ずっと一緒にいったっていう。
家庭教師:そうですね。やっぱり考え方をずっと共有してもらう。自分もその子わ真似をして、一緒にどっかいってみるとか。経験を積んでいって、そこで芽生えた感情であったりとかをいつも書き出して、メモして、自分と向き合って自分を知るっていうことをずっと繰り返していました。
高野代表:何を書き出すんですか。まだ興味を探している段階ですよね。
家庭教師:そうですね。その都度、自分の感情を紙にぶつけて、なんでこうなるんだろうっていう追求心がほしかったので、ぜんぶ文章のはじめがなぜからはじまっていました。
高野代表:書き出す内容は興味をみつける段階では、なぜ?を何十個も何百個も書き出していたって感じなんのですね。
家庭教師:ちょっと面倒くさいと思うと思うんですけど、やってみると楽しくなってきます。
高野代表:いいですね。その手法は絶対いいですね。書き出して、書き出していった中に、「ゴミ」があったんですね。でもそこは、なぜがいっぱい出てくるわけですよね。でも、なぜ?をいっぱい書き出していったら、だんだんそれが自分のなかで、収まりがつかなくなってくるっていうのもあると思うんですよ。でも、その中でひとつ見つけられた。決められたのは何かあるんですか。
家庭教師:そうですね、私のなかで決めていたルーティンがあるんですけど、書き出したあとに友達とディスカッションするんですね。それに対して。そのディスカッションをしたときに、友達にわざと反論して、っていっておくんですよ。そこで、反論をしてもらったときに、そこで目尻が熱くなるほど語りたくなること、絶対に拒否してほしくないものがリストのなかにあるんですよ。それが私は「ごみ」でした。ぜったいにこの意見は譲られないっていう。それが見つかった瞬間でしたね。
高野代表:一番熱く語れるのはなに、っていうふうに、ディスカッションしてもらって、一番目尻が熱くなったのが本当にやりたいことっていうことなのですね。
家庭教師:そうですね。だから私は面接の練習は強いと思います。私は絶対に反論しちゃうので。それを通して、その人の好きを見つけることができると思うので。
高野代表:でもその人が好きなものがわからないって言ってる人がいらっしゃったら、自分が多少なりとも興味があるものを書き出してもらって、それを第三者に話して、そこで一番熱くなれるものをテーマにしたらいいってことなんですね。
家庭教師:そうですね、変わるかもしれないですけどね。
高野代表:そうなのですね。すごい良い方法ですね。
APUは変人を求めている
高野代表:じゃあ、その強みを見つけたあと、志望校合格に向けて、どういう準備になっていくんでしょうか。
家庭教師:見つけたあとに、志望理由書を書かなきゃならないですね。第一段階として。まず、文章の書き方を勉強して、そのあとにそこに自分の何が当てはまっていくのかっていうのを例文と自分の経験をまとめたやつを当てはめていって、まあとりあえず、段落を構成していくっていうのが重要だとと思いました。
高野代表:経験を当てはめていくってことですか。
家庭教師:ある程度、志望理由書の文章の構成は決まっていまして、そこに自分のどういう経験が当てはまっていくのか、それをどういうふうに大学側が「あこのこ魅力的だな」って思ってもらえるのかが重要なのだと思います。
高野代表:それに当てはまる経験はあるものなのですか。
家庭教師:あるというかは、自分で作っていく。というのが、書く前の段階でやることだと思います。時間はあればあるほどいいかなって思います。
人より目立っていると、手をつけてもらいやすくなる
高野代表:そうなのですね。そうしたら、対策、準備をしていくうえで、難しい部分とか壁にぶつかる部分とか、そういったところで、先生なりになにかありますか。
家庭教師:私の経験ですと、そうですね、私はほんとにパっていったわけではなくて、最初はぜんぜん違うところに興味があって、どんどん変わっていって、最終的に「ゴミ問題」に興味があるって気づいたっていうか、すごく苦労したタイプなんだと思うんですね。で、それもすべてテキストでも書き出して、「これ違うな」って途中で思ったら、投げ出していいです。私はそうしてきました。
高野代表:投げ出しちゃうんですね。
家庭教師:これ違うなって思ったら、最後まで書かずに違う!ってしていました。少し苦労しましたけど。
高野代表:それって違うな、ってわかるものなんですか。
家庭教師:私の場合は、かけなくなるんですよ。途中で。それで私はやめました。書くのを。
高野代表:その「ゴミ」問題に関しては、興味が持続したんですね。
家庭教師:そうですね。志望理由書にはそれを証明する実例であったりとか、そういったものを組み込んでいくひつようがあるとおもんですが、検索とか図書館で調べるとか、すると思うんですけど、調べていくにつれて、じゃあ「なんでなんだろう」っていうふうに疑問が重なってくると思うんですね。それが本当に興味がなかったら、疑問がなくなってくるんですよ。それが投げ出す理由になりました。
高野代表:すごいですよね。興味が続く分野がたまたま、ごみの問題だったって話ですよね。それ、なかなか、やっぱり難しいと思っちゃいますよね。
家庭教師:サポートがないとこのあたりは少しむずかしいと思いますね。
高野代表:アカデミックな興味と、アカデミックじゃない興味ってあるじゃないですか。しかも、あとの考え方は、大多数の人が興味をもつことと、少数の人しか興味を持たないことってあるじゃないですか。そのなかで、「ごみ」の問題って多くの人があまり関心がない問題じゃないですか。それでも先生はその問題に興味を持ったんですね。
家庭教師:そちらに仕向けたっていうところはあるかもしれません。私の「ごみ」問題は食料問題にも関わりがあるんですけど、やっぱり、そこに行くよりも、絶対誰も研究しないでしょってワードのほうが、APUでも他大学でも興味を引くと思うんですよね。この子何言ってるんだろって思われたほうが、その書類が光って見える、というところがあります。
高野代表:この子なにを言っているんだろって言うことを言った方が、書類が輝くっていう。
家庭教師:そうですね。他に人より目立っていると、手をつけてもらいやすくなる。そして、質問が多ければ多いほど、そこは面接の対策が必要になると思うんですけど、質問されたほうが興味を持ってもらえている、と考えて大丈夫だと思います。
高野代表:私もAO入試で受かりましたから、当時は変なことをすごく言っていたんですね。でもなかなかそういう方向に仕向けるといっても、なかなか難しいから、そのあたり、仕向け方、なにかご紹介できる内容とかありますか。最後の方で、違うかな違うかなって、選別していたと思うんですけど、細かい部分では仕向けて行かなきゃならないって話じゃないですか。仕向ける方法ってなにかあるんですかね。
家庭教師:仕向ける方法は、周りの人の話をすごく聞いていると、みなさんトレンドとか、いまだったらウクライナの話とか、結構みなさんしてらっしゃると思うんですね。そこに自分も、話に入るとか、そういうのじゃなくて、いまは問題になってないけど、これから問題になる、そういう考え方からもっと深堀りというか、そういうことをしていけば良いんじゃないかなって思います。
トレンドを追いかけていてはダメ
高野代表:あえて、AO入試を受験するんだって身構えている人は「ちょっと意識高くしよう」って思って、話題の社会問題を選びがちじゃないですか。そこがみんなが話題にしていることを取り上げがちだけれど、そういうことじゃなくて、ってことですよね。
家庭教師:私もそうでした。トレンドのことを取り上げて、淡々と事実だけ述べて終わり、ってなっていた時期があって、「それではだめ」って言われてしまい、悩みに悩みまくって、自分の自己分析とかも必死にやって、本当に自分が興味があるもの、興味があるものになったのは、そのトレンド以外のものを見つけてからでした。調べ始めてから、興味を持ち始めたって感じですね。
高野代表:ということは、手を動かし始めてから、だんだん調べ始めてみたら、だんだんそれがモチベーションになっていって、勝手に自分が興味があるものはこれだって思い始めるってことですね。
家庭教師:無理にさがそうとしなくてもいいんですよね。
高野代表:自分が手とか足とかツッコミはじめると、それに愛着が湧いてきて、だんだんそれに向かって時間を使い続ける、みたいになっていくんでしょうかってことですね。
家庭教師:そうですそうです。だから心配しなくても、勝手にそうなっていくので、たしかに、AOは不安でした。APUを一個しか受けていないので、「これおちたらおわりだ」って思いでやっていたので。
高野代表:APU一本でやられたんですね。
家庭教師:はい、絞りました。
高野代表:ちなみに、APUを一本に絞った理由はなんですか。
家庭教師:そうですね。私は教授を調べまくって、この教授のこの講義を受けたいから、あなたの大学を受けたいです、って一番締めに欠かせていただいたんですね。締め方って結構大事で・・・・生徒さんには締め方をぜひ教えたいと思います!
高野代表:締め方はお楽しみということですね。
家庭教師:そうですね。
高野代表:締め方が大事ということなんですね。
家庭教師:中身がよく出来ていても、締め方がだめだと、輝くものも輝かなくなってしまうんですね。
高野代表:最初はテーマがみんなが興味も持っていないテーマに定めて、いま輝くって話じゃなかったじゃないですか。そこで最後にずっこけちゃうとまずいってことなんですね。
家庭教師:そうですね。
高野代表:先生から何か受験生にお伝えしたいことは何かありますか。
家庭教師:私結構、一般の人から変人だなって言われるんですね。特殊な人間だからAOに受かったって言われるんですけど、全然そんなことないんです。え、なにそれ、できるの私にって思っていて、でもAOって言うのは、一般入試と違って役に立つと考えていて、文章力とか問題への解決策をどうやって出していくのか、そういうことにも役立っていくと思うので、そのお手伝いが出来たら、いいと思います。