教師番号
3207
大学
慶應義塾大学 総合政策学部
性別
女性
AO・推薦入試の受験経験
偏差値36の高校から2022年にAO入試にて慶應SFCに合格。
一次:書類審査
二次:面接(オンライン)
入試準備期間:約2ヶ月
AO・推薦入試の受験テーマ
子供の「生きづらさ」解消のための環境、関係づくり、不登校支援、居場所づくり
指導可能な試験科目
志望理由書、活動報告書、面接、プレゼン動画

生徒会長や個人でのマイプロジェクトの経験。自身の不登校の経験から、町の子どもたちの「生きづらさ」に着目。子どもたち自身が「生きづらさ」に向き合い、行動を起こせるような環境と関係性づくり、安心していられる居場所づくりを学ぶためにSFCが最適だと感じ受験しました。
受験を決めたのは、高校3年の6月。一次書類提出期限の2ヶ月前でした。限られた時間で、自己分析、学校分析を行い、自身の将来設計を行いました。
AO・推薦入試は、受験のその先に在る「あなたが目指したい姿」を見つめ、向き合う良い機会です。自分自身と本気で向き合うことで、大学合格、入学後もその目標に向かって過ごせます。そのため、「なんで自分大学に入ったんだっけ」など迷走した時も、軸を持って学生生活を送れます。

AO・推薦入試で大切なことは何を書けばいいか、何を伝えればいいかではなく、「あなた自身が何のために何を学びたいか」を自分で理解すること。そして、それをどう伝えるかが大切になってきます。
そのサポートをいたします。自己分析から、学校分析など一から一緒に頑張りましょう!
「自分には無理」なんて思わなくても大丈夫です。受験の不安も吐き出してください。その不安に対しても一緒に策を練りましょう。

自らの受験の経験を活かし、志望校合格へ尽力します。よろしくお願いいたします。

インタビュー

マイプロとの出会い

高野代表:AO入試を受けようと思ったきっかけは何かありますか。
家庭教師:きっかけはSFCの先輩で、私、教育の分野興味があるんですけどその興味がある教授の話を聞いて、SFCを調べるようになってすごいいいなと思って、SFCを志望してAOを受けたいなって思いました。
高野代表:AO入試を受ける前からそのSFCの先輩と関わりがあったってことですか。
家庭教師:たまたま知り合った人がSFCの人だったっていう感じです。
高野代表:すごいですね。それで、その先輩とやり取りをしていくと。AO入試の準備としては、その先輩と一緒にやってきたとかそういう感じですか。
家庭教師:それとまた違います。
高野代表:そうなんですね。ちなみに先生がSFCっていいなって思った理由とかって何かあるのですか。
家庭教師:理由は、一つの分野を深くずっとやっていくんじゃなくて、いろんな授業をとって、いろんな分野を横断して勉強できるっていうのはやっぱいいろんなとこで言われてるけど、それが魅力だなって思いました。
高野代表:先生のアピールした内容を教えていただいていますか。
家庭教師:アピールした内容としては、私は高校生の時から個人でプロジェクトを立ち上げて、自分でいろいろ活動していたので、それをアピールの材料として書きました。
高野代表:なるほど。先生はマイプロでの伴走とか指導歴があると。そもそもマイプロについて教えていただけますか。
家庭教師:マイプロっていうのは、NPOのカタリバさんが結構やられてると思うんですけど、個人で本当に人それぞれやってみて、自分で挑戦していくっていうのがマイプロジェクト。なんでもマイプロになるかなっていうのを思ってて、本当に小さなことから大きな社会課題に対して取り組むみたいなのであって、それがマイプロです。
高野代表:先生はそこで、自己分析とか、思考の整理法みたいな指導みたいなのは、もう経験があるということなんですか。
家庭教師:そうですね。高校生を主に見ていて、中学生とか小学生にもやったことがあるんですけど、高校生が一番、主に見ていたかなと思います。
高野代表:先生はAO入試でSFCに合格する前からマイプロをやられたということですか。
家庭教師:そうです。私は高校1年生の時からもうやってます。
高野代表:AO入試を受けようと思っている受験生も、そもそもなかなかマイプロみたいなものに出会えていない方も多いと思うんですよ。先生が出会えたのはなんででしょうか。
家庭教師:出会えた理由としては、私がいた高校は結構探求学習とか、自分で考えていく、その思考をつけるっていう授業に力を入れてたので、そこで出会ったっていうのがあります。
高野代表:さきほどの話に戻りますが、SFCの先輩と出会ったっていうのも、そのマイプロを通じて出会ったのですか。
家庭教師:それはマイプロもそうなのですが、一番最初に出会ったのは、私が通っていた高校には塾が学校内に入っていて、普通の塾の先生と違い、ガッツリ勉強を教えるためにいるのではなくて、マイプロだったりとか、探究学習とかいろんな勉強以外のことをサポートしてくれる塾があって、そこで出会ったっていう感じです。

自己分析が大事

高野代表:そうなんですね。先生の場合は、思考力とか重視する高校にいらっしゃるという話だったじゃないですか。もし例えばそういう高校じゃない高校生の方にとっては、そんな高校生に先生はどういうアドバイスができますでしょうか。
家庭教師:私が大事だと思うのは、自己分析をするのがすごく大事で、私が受験の時期にやって、すごく良かったなって思うことが、自己分析ノートをつくることで、自分の課題をまずいちばん最初になんでも良いので課題を書いて、では自分がなぜこれが出来ていないのかっていうのを書いて、では逆にどういう状態であれば理想の状態なのかっていうのを書いたあとに、現状と理想のギャップを埋めて、そのために自分が何ができるのかっていうのを受験の時期にやっていて、それがすごく良くて。それを早い段階から、1年生とか2年生からでもいいんですけど、取り組んでいけたら自己分析もできるし、その伝え方だったり、その思考の流れっていうのは、いろんな分野でも使えるし、受験の時もすごい役だったので、そういうサポートができるかなと思っています。
高野代表:すごいですね。毎日それをやってらっしゃったってことですか。
家庭教師:そうですね。
高野代表:高校1年生からおっしゃってましたよね。
家庭教師:マイプロやってた時期は、実際はやってなくて、受験を決めた時期からなので、高校3年生に入って5月ぐらいとかから始めたかなという感じです。
高野代表:課題は一つなんですか。それとも毎日違う課題を見つけて、って感じですか。
家庭教師:そうですね。毎日、自分で今日の課題は何だろうとかっていうのを出して、毎日1個ずつやっていくことでちょっとずつ自分がグレードアップしているじゃないですけど、そういうのをモチベーションにやってます。
高野代表:すごいですね。毎日違う課題を取り上げて、その原因とか、理想の状態とかにするために、そのギャップを埋めるために、自分は何ができるかみたいなのをやるわけですよね。それはノートに書いていくわけですよね。
家庭教師:そうですね。10分ノートに書いてました。
高野代表:そうしたら毎日やっていたら、すごい量に溜まっていきますよね。で、まさにその今やられていたことっていうのは、とてもSFCっぽい感じだと思うんですよ。一方で、課題っていうのはすごくいろんなジャンルのものに手を出していくわけじゃないですか。そうなったときに、自分のやりたいことが逆に見えなくなっちゃったりしないのかなっていうのはちょっと思ってしまったりするんですけど、そのあたりはどうですか。
家庭教師:そうですね。課題っていうのは本当に何でもよくて、朝起きれないとかでもいいし、深く考えられないとか、自己分析用の課題のノートを作った時に、まず課題が自分の中で出せませんとなったら、じゃあどうして課題が出せないのかっていうところだったりとか、本当に何でもいいからとりあえず最初は習慣化させる。考える力を身につけるという意味で、習慣化させることが大事で、最初から深く深くやっていくと、継続もあんまりきついかなと思うんですね。本当にもう何でもいいから、小さいことでもいいから課題を出すという感じで良いんです。
高野代表:課題っていうのは、社会課題じゃなくても、自分の身の回りの課題でもいいから、最初はちっちゃな課題でも出してみて、習慣化させることが大事ということなんですね。
家庭教師:そうですね。その自己分析のノートっていうのは、社会課題とかじゃなくて、自分の中の課題をずっと書いていくっていう感じです。毎日、自分の中で、自分の今の現状の課題は何だろうというのと向き合って、という感じですね。
高野代表:そうすると、すごい自分に課題がめちゃくちゃあるなって思ってしまうじゃないですか。そこは大丈夫なんですか。
家庭教師:最初は相当きついかなって思うんですけど、それでも続けていく。ただ書くだけじゃなくて、私が一番良かったのは、その後に自分が信頼してる人に見てもらって、アドバイスをもらう。そこでモチベーションを上げてもらったりとか、逆にきついことを言ってもらって、考え方をもうちょっと広げるだったりとか、自分だけの中で終わらせるんじゃなくて、いろんな人からの視野を入れることで、その客観視した目線も入れることが大事かなっていうの思います。
高野代表:やはり信頼のおける人がいることで、効果を発揮できるって事なんですね。

受験のテーマを決めた理由

高野代表:先生の場合は、テーマのとして、不登校支援とか子供の生きづらさの解消といったテーマなんだと思うのですが、そういったテーマに至った理由とか、そういうのはどうやってテーマを決めたのですか。
家庭教師:私がマイプロを始めた理由とも重なるんですけど、私がまずマイクロを始めたのは、中学校の時からずっと私は教師になりたくて。子供たちに関わる経験がいたいっていうので、高校1年生の時から児童クラブでアルバイトさせてもらったりとか、ボランティアさせてもらって、その時に14人の子供に対して、指導員っていうのが高校生のアルバイト1人と、おばあちゃんの支援員一人みたいな感じで、2階建ての建物で、じゃあ1階に子供が1人いますってなった時に、あと13人を上で一人で見ないといけませんみたいな。すごいきつくて、小学校低学年の子たちがいっぱいいる中で、鬼ごっこするってなったら、先生鬼やってよみたいになったら、ひたすらずっともう3時間おにをやってるみたいな。それが結構、子供たちの遊びの幅も狭めてるし、その指導員も体力的とか精神的にストレスがあるなっていうのを感じて、何か自分ができることないかなっていうので、やり始めて。そこからいろいろ動いていく中で、自分なりたい事って別に教師じゃないなっていうのを感じて。というのもいろんな人と実際に関わっていく中で、いろんな価値観を得れたりとかして、やはりその学校の中だけにいるって結構、視野が狭くなってしまうなって感じて。私自身の中学校の時、不登校の経験があって、その時に学校とか家以外で居れる場所がなかったのが、すごくしんどくて。そうなった時に、安心していれる居場所を自分がやってみたいとか、言葉にしてそれを調整していけるような場所だったりとか、そのなんか自分の挑戦に対してサポートしてくれる大人が大量にいるみたいな、環境を整えたいなっていうのがあって、そういうテーマを思ったって感じですね。
高野代表:すごいですね。AO入試で合格するべく合格されたって感じですね。先生の場合、きっかけがあるじゃないですか。もうやるべきこともあって、軸がしっかりあるって感じじゃないですか。ただ、AO入試を受けようと思っている受験生からすると、そうしたきっかけとか、やりたいことも見つかっていないみたいな方って結構多いんですよね。そういった方に向けて、何かアドバイスとか、こうやったら見つけられるよとかありますか。
家庭教師:それは本当に、さっきの話に戻るんですけど、やっぱり自己分析の部分って大事だから、まず自分について知るとか、自分にベクトルを向ける、っていう部分がまず1つと、あととりあえずできることを高校生のうちに色々手を出してやってみるっていうこと。オンラインのイベントでもいいし、本当にちょっとでも興味があるんだったら、そのタイミングで全部やって挑戦していく。そしてもっとこれを深掘っていきたいっていうものが出た時に、自分の興味部位だと思うので、そこについて深掘っていくっていうのがいいかなと思います。
高野代表:とにかくいろんなものに手出してみるっていうのがいいってことなんですね。先生が家庭教師として、準備を一緒にサポートしてくれるということで、どういった指導内容になるのかとか、先生だからできる指導の内容だとか、こんな人にオススメだよ、とかそういう話はありますでしょうか。
家庭教師:私は結構、自己分析のところ重きを置きたいので、自己分析ですごい困って、自分が何したいのかよくわかりませんとか、言葉にうまくできませんっていう人のサポートができたらいいなと思って。もし自己分析ノートをやるってなったら、私も毎日に見ようってなったら全然見えるし、自己分析からやっていて、じゃあ学校の中でやりたいと思うことがあったら、その大学でできることなんだろうとか、大学の分析も一緒にやっていけたらいいなって思ってます。
高野代表:SFCの話に戻りまして、先生にとって、SFCの良さとかSFCに入りたいと思っている方に向けて、こんなところがいいよとか、入ったからわかるところとか、先生の思うところはありますか。
家庭教師:私は9月入学で、入ったばっかりなんですけど、やっぱり、すごい頑張ろうって人、意識が高い人がいっぱいいます。授業で教授もすごい話とかも面白いんですけど、何が一番いいかってなった時に、あのやっぱ意識が高い人だったりとか、すごい大きい行動の中で何百人みたいな200人近くが集まって受ける授業とかあるんですけど、そこでも手を上げて色々発言する人が大量にいるっていうのは、自分の軸を持ってる人だったりとか、意識がすごい高い人たちがいっぱいいる中で勉強できるっていう環境はすごいいいのかなって思います。

質問の想定カードをつくって面接対策

高野代表:AO入試で合格されたじゃないですか。AO入試を受けるにあたって、先生はどんな準備をされたのか、お聞かせていただきますか。
家庭教師:まず一番最初に、私が進路を決めた時期っていうのが結構遅くて、高校3年生の6月っていう時期で。SFCの一次審査っていうのが8月後半とかにあって、その段階で、資料を全部作って出さないといけないっていう、2ヶ月間の短期間勝負みたいなところがあって、その中でやったのは、その毎日ずっと続けてた、自己分析ノートっていう部分と、あとは志望理由書を本当にとにかく書きまくるっていうのはやっていて、ドキュメントシートを50枚以上書くのをずっとやったりとか、一次の内容で言うと、自己分析の課題ノート、とりあえず志望理由書を何回も書きまくるっていう。あとはいろんな情報をいろんなところから集めてくるっていうのが、すごい大事だなと思ってて、私の場合そのSFCを受けるっていうところだったので、SFCに全然最初知り合いがいなくて、なのでSFCの先輩をとにかく、AO入試を受けた人を探すっていうのをやって、インスタだったり、Facebookだったりで、ハッシュタグつけてひたすら探して、その人フォローして、どんどんしゃべりかけて、こういう気持ちがあって、今入試の準備やってるんですけど、志望理由書だったりとか、その先輩が使ってた書類とか、もしあれば見せてほしいです、とかいろんな人に声をかけて、Zoomで話聞いてもらったりしてました。二次っていうのも、一次の合格発表から2次の面接まで1週間しかなくって。その期間とか合否が出る間を含めてそうなんですけど、ずっとやってたのは、質問の想定カードを単語帳の小さいカードで作って、50枚ぐらい、想定質問を書いて、裏に定型文を作るんじゃなくて、その時に使いたいキーワードを書いていて、移動中とかもう授業中とかもそうだけど、結構ずっと見て、自分がこの質問をされたら、このキーワードを使って答えるんだっていうのを頭の中で整理するっていうのをやっていたのと、本当にいろんな人に面接練習をやってもらうっていうのをやってました。
高野代表:単語帳みたいに、その面接の想定質問を書いてっていうのは、結構珍しいタイプの対策法だなと思います。自分で考えられたんですか。
家庭教師:そうですね。誰かにその面接相手になってもらうっていうのもやっぱ大事だけど、自分でできることもやらないってなって思って。自分でできることを考えた時に、論文ひたすら読むとか調べれるものを調べるっていうのと、自分の中で持ってる考えを全部整理するっていうのが大事かなと思って。一次で作った資料に赤でペン入れて、こういう質問をされるかもしれないっていうのを最初に書いて、他の人に3人ぐらい、信頼できる人に見てもらって、書いてもらってそれを全部単語帳に移して、このキーワードを使うみたいな形です。
高野代表:答えとか定型文じゃなくてキーワードにするっていうのがポイントなんですか。
家庭教師:そうですね。SFCの面接で一番重要なのは「会話を楽しむ」っていうのはすごいいわれてると思うんですけど、決まった文章で答えればいいんじゃなくて、自分で考えてその場でもいいから答えない。SFCの面接で何が一番いけないのかっていうと、無言になることだと思うんですよ。無言になった時に、考えてないんじゃないかなとか、緊張してて答えられないとか、色々あると思うんですけど、答えられなかったらもうそのたった30分くらいの時間なんですけど、その30分で自分の合否が決まるわけで、その30分を無言で過ごしてしまうと、考えることを放棄したのかなとか、無駄な時間になっちゃうので。本当に何でもいいから、答えるというのが大事かなって思います。
高野代表:無言ってダメなんですね。
家庭教師:そうです。想定してなかった質問が来た時に、あ、そうなんですねとか、自分になかった視点なのでそこは考えていきたいですとか、これからどうするのかっていう部分につなげていく形ですね。

学校の先生は受けたわけじゃないからわからない

高野代表:SFCにAO入試で合格された人を探しまくるって話があったじゃないですか。それって重要だと思いますか。
家庭教師:そうですね。すごい大事だと思います。実際に受けた人から話を聞くっていうのは。学校の先生とかは別に受けたわけじゃないから、実際の内容はわからないし、本とかを見るけどその人が実践に受けてるのかってなるとそれはまた違う。じゃあ実際に近年ここを受けた人に実際に話を聞くっていうのは、一番強いかなって思います。
高野代表:最後に先生からAO・推薦入試の受験生に向けてメッセージをお願いいたします。
家庭教師:私がもう本当に高校3年生の6月に進路を決めて、偏差値36の高校からSFCに合格したんですけど、自分の偏差値だったりとか、環境的な条件に縛られて、進路を諦めるとか、進路の志望校を下げるとかじゃなくて、そのために何ができるのかっていうのを、私も一緒に考えていけたらいいなっていうのを思ってるので、自己分析から合格までサポートを全力でさせていただけたらなと思います。