教師番号
3215
大学
立命館アジア太平洋大学 立命館アジア太平洋学科
性別
女性
AO・推薦入試の受験経験
慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科 夏・秋AO 一次合格
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部アジア太平洋学科 活動実績アピール入試 合格(+APハウス入寮権)
AO・推薦入試の受験テーマ
発信者の感情をより正確に反映させた翻訳を実現したい
指導可能な試験科目
志望理由書、活動報告書、面接、プレゼンテーション、小論文

言語や音楽、メディア等、自分自身に内在していた幼い頃からの「好き」を大切にし、追求し続けたことが大学入試、そして合格へと繋がりました。あなたの身の回りの何気ない物事への疑問や興味関心が、新たな学びを生み出します。皆さんも、「好き」を自身の将来の道標に、一歩足を踏み出してみませんか?自らの受験経験を活かし、生徒の皆さん各々の志望校合格へ尽力します。一緒に頑張っていきましょう!よろしくお願い致します。

インタビュー

志望校を決めた理由

高野代表:受験された大学・学部・入試方式をお教えください。
家庭教師:受験した大学は、2個あるんですけど、まず慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科の夏秋のAO、立命館アジア太平洋大学総合評価アピール入試ですね。
高野代表:APUとSFCの2つ受験されたってことですよね。
家庭教師:そうです。
高野代表:なぜその2つを選ばれたんですか。
家庭教師:まず大きく分けて2つ理由があるんですけど、幼い頃から私がものすごく言語について興味があって、それで言語についてやるってなった時に、その特にAPAなんかだと、国内にいるけど国際生とかもたくさんいるし、あとは教員の方々も、国際的な方がすごく揃っていて、言語を学ぶっていうのにおいて一番適応してる環境なのかなっていうふうに思ったのと、あともうSFCもSFCで、言語に関して第1言語、第2言語って取ってないですか。英語+第2外国語っていう風に勉強すると思うんですけど、そういうのに囚われずにそれぞれの言語にすごい力を入れて教育してるっていうところが魅力的だなって思ったのが理由です。もう1つは、私が翻訳、言語似た話になるんですけど、翻訳とかその技術面ですごい興味があって、そうなった時に翻訳とか特に、色んな学問分野を横断するって思っていて、翻訳ってただその文字を、例えば英語を日本語に変えるとか、韓国語を日本語に変えるとか、そういう単純なものだけじゃなくて、その言葉の裏隠されてる背景だったりとか、宗教観だったりとか、あとは人の感情とか、そういったもの、様々な要因が関わってやっと翻訳っていうものができると思ってるので、そうなった時に、すごい閉鎖的な、例えば法学部に行って法学だけ学ぶとか、文学部に行って文学についてだけ学ぶといった、その枠にはまった学習っていうのは、私のやりたいことは、その方向性っていうのは合致しないなって思ったのですね。その時にSFCとかAPUっていうのは、その横断的な学びっていうのを軸に持った学校っていうことで、私に向いてるんじゃないかなって思って、その2つの大学を受験しました。

好きを行動する糧にする

高野代表:先生の受験経験からお話を聞かせていただこうと思うんですけど、先生は一般入試はあんまり考えてらっしゃなかったってことなんですか。
家庭教師:元々は、私自身がすごいやりたいことが明確に決まっていたので、そう考えた時に、一般入試ももちろん考えてはいたんですけど、使えるチャンスは全部使った方がいいのかなっていうことで、AOも活用しました。
高野代表:AO入試と出会ったきっかけとかありますか。先生はどうやってAO入試のことを知られたんですか。
家庭教師:まず私、中学高校が中高一貫校だったんですけど、その中で上がっていく中で、1個上の先輩にすぐに仲良くなっていただいた先輩がいて、その先輩がAO入試で大学受験をしていたっていうのと、あと知り合いの方でAO入試受けてて、結構この方式向いてるんじゃないって言ってくださった方がいて、それでいろいろ調べてみて、自分に向いてるかもなっていうことで受験しました。
高野代表:AO入試だとやっぱり受験の準備に時間が割かれてしまうんじゃないかとか心配される方もいらっしゃるじゃないですか。先生はどれくらいの時間かけて準備されたのですか。
家庭教師:私はAOを受けるって決めてからの準備っていうので見ると、2年間くらいですね。ただ、AOを受けるっていうのに当たって、志望理由とか自分のやりたいこと、研究テーマっていうのをそこで決めなきゃならないんですけど、それ以前に自分が小中高ってずっと興味持ってきたものを研究テーマとしてあげて、私は受験をしているので、それで考えた時には、中学生の頃から準備していたって言ってもいいのかなって思います。
高野代表:すごいですね。先生の場合は、もう結構その自分自身に内在していた、幼い所からの好きを大切にしたって書いてあるじゃないですか。だから、ご自身の中ではいろんなことに興味を持って、生きてこられた形なのでしょうか。一方で、それがやはりAO入試に何が繋がってくるのかっていうのがなかなか分からない方、気づけない方もいらっしゃるじゃないですか。そういった方に向けてアドバイスとかありますでしょうか。こう自分が好きなこととは言うけれど、やっぱり他のみんなも好きだしなあ、とか思ってしまったりしますよね。先生の場合、そのいろんな好きの組み合わせなのかもしれないのですけど、どういう風にAO入試と向き合っていったら良いのか、どう考えていったら良いのか、自分のアピールする材料を見つける時に、何か先生なりにアドバイスはありますか。
家庭教師:そうですね。多分それぞれいろんな生徒さんがいらっしゃる中で、多分みんな、最低でも1つは好きなものって何かあると思うんですよ。車が好きとか、音楽が好きとか。その好きっていうのを、本当に好きなら、音楽とかがもうその音楽聴いてる中で、ある1曲の楽曲の歌詞にすごい興味を持って、その歌詞にどういう意味がこもっているんだろうとか、本当に簡単に調べてみるだけでも、新たな気づきがあるかもしれないし、好きっていうのを好きっていう感情で終わるだけじゃなくて、一歩踏み出す行動する糧にするっていうのがいいかなって思います。

APUの良いところと悪いところ

高野代表:APUの良いところと悪いところって先生なりに、感じることはありますでしょうか。
家庭教師:まず良いところは、その皆さんわかってらっしゃるかなって思うんですけど、国際色が豊かなところっていうのは、すごく良いところだと思います。というのも、学内に在籍している生徒さんも教員も含めて、半数が海外から来られた方なんですね。国内でそういう環境って他にないんですよ。その教員が半分以上の海外の方っていうのももちろんなんですけど。だいたい日本の大学だと、留学生としても、短期間で日本の大学に在籍するっていうことはあっても、長期間、日本の大学に在籍する生徒ってあんまりいないっていうのもありますし、あとはそもそも国内生と留学生に関わる機会って他の大学だとあんまり設けられていないんですね。ただ私の学校は、国際生と国内生が分かれて受講している授業ももちろんあるんですけど、一緒になって勉強する授業だったりとか、あとはAPハウスって寮があるんですけど、その寮は国際生と国内生が一緒になって住んでる寮なんですね。なので、すごい交流の機会が多いっていうのはまず利点なのかなって思います。ただ少し、ここがちょっとなって思う点としては、最近はまだマシになってきているんですけど、やっぱりコロナの影響を大に受けてしまった大学でして、国際生も、アジアの国だったら近場なので割と日本に来やすかったりするんですけど、ヨーロッパとかすごい遠くの国から来られてる国際生の方っていうのは、やっぱりコロナでビザが出るのが遅かったりだとかして、日本にまだ入れてないケースもたくさんあるんですね。その時に、先ほどその国際生と国内生が一緒になって行う授業があるっていう話をしたと思うんですけど、来れてない国際生の方と同じ、グループとかになってしまうと、ZOOMとかを活用したりとかして、その授業をすすめることになるので、時差の関係とかで、12時過ぎとかにそのミーティングしなきゃいけなくなったりとか、そういった問題もあって、そこはすごく不便なのかなっていうふうに思います。
高野代表:まだ国内に入れてない方留学生とも、ZOOMを使って授業とかもされていく、進めていくっていう感じなんですね。

APハウスって何

高野代表:さっきのお話の中で出てきた、APハウスって何ですか。
家庭教師:APハウスはAPUのキャンパス内にある学生寮のことなんですけど、私の代まではその入試のスタイル、成績がある程度上の人と、あと国際生で入学してきた人全員が住んでる寮なんですけど、来年からは新入生は全員入れることになっています。いま新しい寮を増築中で。
家庭教師:ということは、ほとんどの方が入れるんですね。
高野代表:入れます。シングルタイプとシェアタイプって2つの形式の部屋があって、シングルタイプは一人ですけど、シェアタイプの部屋になると、部屋の中に開け閉めをできるドアがあって、国際生の人と国内生の人がペアになって、行き来が自由にできたりとか、会話する機会が多く持てるような部屋もあります。
家庭教師:それは自由に選べるのですか。
それは入寮できる権利が決まった際に、アンケートがあるんですよ。そこでシェアの方がいいです、とか書いておけば少しは考慮してもらえるかもしれないんですけど、基本的にはランダムになってます。
高野代表:そうなんですね。一人の部屋になるかもしれないし、シェアタイプになるかもわからないってことですね。
家庭教師:そうです。
高野代表:ちなみ先生はどちらになるんですか。
家庭教師:私はシングルの部屋でした。
高野代表:先生としてはシングルが良かったんですか。
家庭教師:シングルタイプだと、部屋に洗面所とお手洗いがついてるんですよ。ただシェアタイプだと、洗面とお手洗いが部屋の外になっちゃうんですね。今私、学生団体に所属してるんですけど、その関係で寮の部屋に帰ってくるのが遅くなっちゃったりとかすることもたくさんあるので、そうなった時にシングルで部屋の中で完結できるのかなって思います。
高野代表:その寮はキャンパスの中にあるんですか。
家庭教師:キャンパスの中にあります。ただ授業を受けるところまでは歩いて15分くらいかかります。
高野代表:そうなのですね。

APUでの学生生活

高野代表:APUを目指されて、受験生の方でも、やっぱりなんか行った後、その合格した後の生活がどんな感じなのかな、分からないなって思っている方って多いんじゃないですか。実際どうですか。もうずっと、キャンパスの中で完結するような感じなんですか。
家庭教師:基本的に、その日用品とか、ご飯とかは、まずキャンバスのなかにローソンが一つあるのと、コープ生協があるんですね。そこで基本的になんとかなるのと、あとプラスアルファで、この洗剤が良いとか、色々あると思うんですけど、それが嫌だったら、バスとから。あと原付きを持っている人がAPUの学生は多いんですけど、それで買いにいくとかですね。
高野代表:その都会っていうのは、バスで行くと近いんですか。
家庭教師:バスで30分くらいかかってしまうんですけど、降りれば、スーパーとか小さなショッピングモールみたいなのはあります。
高野代表:学生生活としては、遊ぶとことかもキャンパスの周りにあるんですか。サークルとかで、皆さん、どういう感じでやってらっしゃるのかなっていうのがどうなのでしょう。
家庭教師:サークルとかの活動は基本的に、キャンパス内の施設か運動部系だと、キャンパスの中にグランドがあるので、そこで練習したりって感じですね。ただ、サークルとかする各々に集まりとかあるじゃないですか。飲み会とかそういうのがあったりするんですけど、そういうのは、やっぱり下に降りる形になります。下界って言い方をします。ハウスに住んでいるとハウス生で、下界に住んでいると下界生って感じです。

APUの入試方式別の受験のコツ

高野代表:そうしたら、ちなみに、APU目指されている方で、先生の場合はもともとお住まいは東京なのですよね。APUを目指されている方にむけて、東京に住んでいたら、ぜんぜん情報がないじゃないですか。こんなことをやっておいたほうが良いよ、とか、そういった話しはありますか。
家庭教師:そうですね。確かに、東京からもそうですし、全国どこから行くにしても、おそらくAPUが大分県から来る人より、地方から来る人の方が多い学校なので、最低限こういうものがあると、最初の生活には困らないよっていう情報がたくさんあれば、最初からスムーズに学生生活を送れたのかなっていうのはあります。ハウスに住む人と下界に住む人で必要なものは違ってくると思うんですけど。下界に住む人は、一人暮らしで色々揃える感じになるので。ツイッターとかで、APハウスとか調べると、先輩とかが情報を流してくれたてたりするので、そういったものをチェックするのも良いと思います。あと、受験に関しては、これも受ける方式にはよってしまうと思うですけど、まずロジカルフラワーチャート入試っていう方式があるんですけど、その入試を受ける人は新聞とか、世界のニュースについて、しっかり日頃から触れておく必要があると思います。ニュースに載ってる細かい選挙の投票率の推移とかあるじゃないですか。そういう細かなところに目を通しておく必要があると思います。そういう細かな努力で、思考力っていうのがついてくると思うので、すごいおすすめかなって思います。
家庭教師:あと、総合型入試っていうのになると、小論文をつかった入試になるんですけど。おすすめなのが、新聞の写経。新聞の自分が興味のあるなって記事をそのまま書き写す。それも、シャープペンで書くのではなく、ボールペンで書く。間違えないように、自分の緊張感をもたせる、そういう環境をつくると、効果があるんじゃないかなって思います。あと、私の受験した活動アピール入試だと、APUに行きたいよって思っている生徒さんがいるんだとすれば、やはり、私がメッセージでも掲げているんですけれど、本当に好きなことをとことん突き詰めて生きていくっていうのが大事だなって思います。勉強だけじゃなくて、自分の好きなことですね。これくらいかなって思います。

APUのAO入試合格者のアピールした活動実績

高野代表:好きなことって結構あるじゃないですか。どのレベルの好きなことがあるじゃないですか。どのレベルの好きなことっていうのも、あるじゃないですか。APUが求めているAPUに合格しやすい、レベルのことってあるじゃないですか。
家庭教師:本当にもう、ひとそれぞれだと思います。絶対にこういう活動をしている人がほしいっていうのを掲げている学校ではなくて、本当に自分がやりたいことなら、ここまで出来ます、ここまでなら、成し遂げられます。こういうことを成し遂げたいんですっていう強い気持ちがあれば、その思いは届くと思うし、絶対受け入れてもらえると思います。
高野代表:先生は、好きなことって組み合わせになっていますよね。先生の場合はなにをアピールして受験されたんですか。
家庭教師:私、英語と韓国語の資格とSDGsについて活動した経験があって、そのことと、あとは読売新聞のコンクールの経験を活動アピールに掲げました。
高野代表:すごいですね。SDGsの活動をされていたっていうと、どのようなことですか。
家庭教師:SDGs探求学習プログラムっていうのがありまして、毎週、その円盤みたいなものが届くんですね。その円盤にSDGsにまつわるお題が書いてあるんですよ。そのお題について、5分間で考えるっていうのを毎週やったんですね。それがイギリスにある教育機関で正式に認められているプログラムで、こういう受験とか正式なものに提出できる。サーティファイトがもらえるプログラムなんですね。提出した感じですね。
高野代表:活動実績って結構って、集めるって言い方もあれなんですけど、そういうのってどうやって見つけてくるんですか。どんなことをきっかけに。
家庭教師:私の場合は、もともと文章を書くのがすごい好きだったんです。その関係で、文章だったり、読書感想文とか、朝日新聞とかのいろんな新聞社が、小論文のコンクールとかをやったりするんですよ。そういうのをひらすら、文章をおくるとか、SDGsとか、自分の興味のあることをキーワードとして、入力して探すって感じですよね。

AO入試は舐めていると思われる?

高野代表:やっぱりAO入試・推薦入試ってやっぱり、舐めてるんじゃないかっていう話があるじゃないですか。そういう形に思われることとか、ありましたか。
家庭教師:一般入試だけを受けるって決めて、頑張っている人と、AO入試プラスの一般入試って考えている人で、勉強の進め方とか、すごく変わってくるんですね。一般入試の方は日頃もそうですけど、ただ一般の勉強をし続けるわけじゃないですか。けれど、AO入試の人は一般入試の勉強プラスで、志望理由書の進化だったりとか、志望理由を構築するのにあたって、色々と論文とか本とかを読んだりとか、そういうところで、過程に差が出るんですね。だから、一般入試だけ進めている人から見れば、おれはカリカリ勉強しているのに、おまえはただ好きなことをして遊んでいるだけじゃんって人もいると思うんですよ。私が言われたわけではないんですけれど、友人でそう言われた人を見てきたので、そういう人に負けずに頑張ってほしいなって思います。
高野代表:最後にですね、APUを目指されていたり、AO入試を受けようと思っている受験生に向けて、メッセージをお願いいたします。
家庭教師:AO入試って、本当に何も知らない人から見たら、簡単な入試で、舐めているんじゃないか、って思われる入試だと思うんですけれど、実は本当にすごい労力を使う入試ですし、一筋縄ではいかない入試なんですね。だから、辛くなるし、すごい泣きたくなるし、苦しくなるときもあると思うんですけど、それでも諦めずに、本当に自分のやりたいこととか、好きなことを見つけて、本を読むとか。例えば、本当に好きなことだったら、SNSを活用しても良いと思うんですね。とにかく、好きなこととかやりたいことを大事にして。もちろん勉強も大事なんですけど、好きなことも大事にして、一生懸命努力をして頑張れば報われると思うので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。