こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大でございます。

ときに「AO入試」は「アホでもOK入試」と揶揄される訳ですが、果たしてAO・推薦入試で合格する人の傾向として、「真面目」と「バカ」どちらが多いのでしょうか。

当たり外れが激しいAO・推薦入試

まず、AO・推薦入試はまさしく「縁」の要素が強い入試です。そして、それは大学側からも言えて、選考する大学の教授陣からも耳にするのが「当たり外れが激しい」という声なのです。つまり「選考される側」も「選考する側」もどちらにとっても、AO・推薦入試は「縁」がつきもの、ということです。

では何故、大学側はそんな「当たり外れが激しい」入試をいつまでも続けている、加えてその割合を増やしているのか。それはやはり、一般入試に比べて「当たり」の受験生を取ることに大きなメリットを感じているからと言えます。何事もそうなのですが「人生万事塞翁が馬」、つまり「メリットがあればデメリットもある」ということで、そうならばデメリットよりメリットの方が大きければ、拡大することになり、少しのデメリットは目を瞑ろう。ということになるわけです。

となると「本当に優秀な人」も「実は優秀ではない人」もAO・推薦入試で合格出来てしまう“ことがある”と。だから高校の先生は、ときに「あなたが受験しても受からない」とか「本当に優秀な人が受験するべきものだ」とか、様々な理由をつけて、高校の先生が出願前からある意味スクリーニング(選考)してしまって、AO・推薦入試の健全な受験環境を維持しようとする力が働いているとも考えられます。ただ、受験生側の立場に立って考えてみれば、いわば「実は優秀ではない人」も、高校の先生等の反対する人々を説得して、晴れてAO・推薦入試に出願できるなら、その「縁」の要素でミラクル合格することもあるわけです。挑戦しないことは損ですね。

AO・推薦は自分を表現する場の一つになった

時代とともに、社会は刻々と変化するわけですが、それに対応できる人材を育てるのに寄与するのも「AO・推薦入試」に期待されていることの一つです。

そんな中で、いま社会の変化によって、厳しい状況になっている業界の一つに「アパレル業界」があるのをご存知でしょうか。アパレル業界が苦境に陥っている理由は、もちろん定かではありませんが、一つに若者が利用するSNSは発達がある、と言われております。昔は「自分を表現」するのに、SNSなどありませんでしたから、自分が身にまとう「服装」なんかで表現することが多かったそうです。というか、SNSがない時代には、自分を表現できる場が「服装」ぐらいしかなかったのではないでしょうか。SNSの台頭、それにより服にお金をかける人が少なくなった。そんなところだと思います。

●今時の高校生が「制服での管理」に抵抗が薄い訳 「服装の乱れは心の乱れ」神話が復活している
https://toyokeizai.net/articles/-/382227

ところで、今どきの高校生は「制服」によって学校側に“管理されることに抵抗がなく”なっている。そんな指摘がございます。本当にそうなのでしょうか。

いまの高校生にとって「自分を表現する場が増えている」そう思います。それによって、別に「制服によって管理される」ことが、それほど嫌だと思う人が少なくなっているのではないでしょうか。そんなに気にならない。であれば、従っておこう。その程度なのかも知れません。

そういう視点で考えれば、こと「AO・推薦入試」はまさに「自分を表現する場」なのです。まさかSNSだけではなく、大学受験までもが「自分を表現する場」になってしまったわけです。これであれば、今どきの高校生には「余裕」がありますから、そんな「服装」ぐらい少し強制されても気にならない。むしろ、自分を表現するには「自分の好きなこと」を極める必要がありますから、そういう面倒なことは、少し強制されているぐらいが、自分の判断する時間を節約できて良いはずです。他のこと「自分のすきなこと」に時間をつかえますからね。

今時の高校生は言うならば「まじめ」であり「バカ」である

といったように、いまの高校生は従来の考え方(視点)で言えば、「バカ」とも言えるし「まじめ」とも言えます。昔の人から見たらそう思えるはずです。そんなように、一つの物事には「視点」を変えれば、いくらでも解釈は変えられます。

これからの時代、AI時代とも言われますが、そんな世界では「他人に惑わされない」で「自分の意見を言える」ことが必要不可欠なのではないでしょうか。

この記事を書いた人

高野 祐大
高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。