こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

AO入試を目指されている方の中には、「AO入試は評定が関係ないと聞いた」という方が多くいらっしゃいます。それもそのはず、「AO入試(総合型選抜)」と「推薦入試(学校推薦型選抜)」では、AO・推薦入試の難易度の指標の一つである「倍率」が、やはり「推薦入試(学校推薦方選抜)」の方が一般的に低いことが多いですから、その理由というのは、「AO入試(総合型選抜)」の方が「広く門戸を開いているから」、つまり「評定が関係ないから」に結びつくのでしょう。

そんなこんなで本当に「AO入試は評定が関係ない」のか。綴っていきます。

そもそもAOだろうと推薦だろうと「その入試によって全く違う」

巷に溢れている情報では、「AOに評定が必要」と言っていたり、いやはや「AOに評定は必要ない」と謳っていたり、本当に様々な情報があります。この答えとしては、そもそも「AO・推薦入試は一概に答えられない」というところでしょう。大学・学部が「求める学生像」を設定して、その学生を入学させるのに適した「選抜方法」をするのが、「AO・推薦入試」でありますから、「求める学生像」が違えば「評定が必要か必要ではないか」までもかなり変わってきてしまうわけです。

「AO入試には評定が関係ない」のもある

大学・学部が違えば、そもそも「求める学生像」が違うのは当たり前でしょう。「評定」というのは「高校の成績」ですから、大学入学後の授業等を履修するにあたって、必要な前提知識が「高校の成績」なのであれば、その大学・学部のAO・推薦入試では「評定」は必要になってくるのでしょう。けれども「大学の授業で必要な知識は大学で学ぶ」そういうスタイルの大学・学部もあります。そういった大学・学部のAO・推薦入試ではまさに「評定は必要ない」スタイルで、選抜が行われるわけです。

「推薦入試にも評定が関係ない」のもある

「推薦入試(学校推薦型選抜)」という括りにも、私は疑問なのですが、前者と同じように「推薦入試」にも大学・学部が違うだけで、選抜の方法から基準まで全然違います。言ってしまえば「推薦入試(学校推薦型選抜)」という名前ではあるけれど、「評定」は必要なく、ほとんど「AO入試(総合型選抜)」的な運用をされている大学・学部もあるのです。
ここまでの話から分かるように、「推薦入試」にも「AO入試」的な入試がありますから、もちろん「評定」が必要ない「推薦入試」もあるのです。

時間があるなら「評定があったほうが安全」

とは言いましても、「評定があったほうが良い」というアドバイスは出来ます。というのも「AO入試(総合型選抜)」にしても「推薦入試(学校推薦型選抜)」にしても、高校から「調査書」を提出する必要があります。さすがに大学・学部によって選抜方法も選考基準も様々とはいえ、「調査書」の提出はさすがに必須であります。
つまり「調査書」を提出するということは、選考に関係あるか、基準になっているかに関わらず、選考する大学の教授陣に「評定を見られる」わけです。そこは考慮するべきでしょう。
AO・推薦入試の良いところでもあり、悪いところでもあるのが「選考基準のあいまいさ」であり、「主観的な評価」がされがちであることです。例え、選考基準にないにせよ、その選考する教授陣がその評定を見て「どう思うか」を頭にいれながら、他の出願書類や二次試験での面接での整合性を保っていく姿勢は大切です。

時間がないなら「評定が悪いことを逆手にアピールしよう」

では評定がないと「受からない」のか。そんなことは決してありません。むしろ「評定が悪いこと」を逆手に取って「アピール」してしまうという手があります。

「評定が悪い」→「何か他のことに時間をかけてきた証拠」

いまの社会には本当に様々な問題があります。それらを解決するには既存の学問の枠組みでは難しいのです。それは大学の教授陣はよく分かっています。そんな大学のキャンパスには必要なのは「多様性」です。評定が良い生徒ばかり取ってしまっては「多様性がない学生」ばかりになってしまいます。「評定が良い」ことは「多様性がない」ことの表れで「悪いアピール」にもなってしまうと考えられます。

ぜひ「評定が悪い」人はこのような「レトリック」を活用しながら、果敢に戦ってみてください。

●「レトリック」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説
https://gimon-sukkiri.jp/rhetoric/

きっと良い結果になるはずです。

この記事を書いた人

高野 祐大
高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。