こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。
今回は、AO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)の二次試験でメインとなる「面接」について、面接対策のポイントや心得をお伝えいたします。

まず「面接」は「確認」であると心得よう

AO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)において、面接そのもので合否が決まることはほとんどありません。以前からお伝えしているように、勝負は一次試験の出願書類、とりわけ「志望理由書」で決まります。

それを踏まえますと、完成度の高い出願書類を出した受験生の皆さん、もしくは、まだ出願前であれば出願書類の完成度を高める作業に重点をおいて、対策に取り組むべきであるのは言うまでもありません。「面接」では完成度の高い出願書類(特に志望理由書)を出した受験生を大学のキャンパスに呼び出して、出願書類で書いたことの「本気度(マジ度)」を「確認」をするのに過ぎません。

出願書類で書いたことの「マジ度」

提出済みの出願書類を受験生本人がしっかりと考えて書いているかどうか、代筆されていないかどうかを確認するのはもちろん、その内容の本気度を確かめられます。

出願書類ではこう書いているけど…「マジでこのような志を実現したいと思っているのか」
出願書類ではこう書いているけど…「マジでこのような経験をしたのか」
出願書類ではこう書いているけど…「マジでこんなアイディアを出せる人なのか」
出願書類ではこう書いているけど…「マジでこの大学・学部で学びたいと思っているのか」

上記のような「本気度」すなわち「マジ?」で聞けることをすべて聞いてくるのが「面接」であります。

身近な家族・友人・先生に志望理由書を渡して「マジ?」で質問してもらおう

AO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)の受験生には、身近な人にほど志望理由書を見てもらうのが恥ずかしい、と思う人が多いです。それもそのはず、自分自身の志を過去・現在・未来と赤裸々に綴っているのが出願書類であるからです。(もし身近な人に見せても全然OKというのであれば、まだまだ内容が薄い証拠です!)

なぜ身近な人ほど、志望理由書などの出願書類を見せるのが恥ずかしいのでしょうか。それは自分のことをよく知っている人に「マジ?」とツッコミを入れられることが分かるからなのです。身近な人ほど、その受験生の良いところも悪いところもよく知っています。とりわけ出願書類や志望理由書では、その受験生の良いところを強調して書いてあるものです。

だからこそ、面接の練習においては、鋭いツッコミを入れられるに決まっています。そんな身近な人のツッコミに耐えられるようにしておけば、実際の面接では怖いものなしです。ぜひ取り組んでみてください。

この記事を書いた人

高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。