こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

●志はなにか

●面接では質問者の意図を推測せよ

●アドミッション・ポリシーから大学側の都合を把握せよ

●大学側にとってあなたでなければならない理由はなにか

AO・推薦入試での大学合格を目指そうと、初めてAO・推薦入試もしくは総合型・学校推薦型選抜について調べ始めると、簡単なもので上記のような、いわゆる意識の高い文言が多く散見されるかと思います。今まで一般入試の勉強に勤しんできた普通の受験生や高校生にとっては、少々敷居の高いというか、少し入りにくい別の世界の話のように聞こえるかも知れません。

それも無理はありません。というのも、AO・推薦入試には大きく2つの流派がありまして、シンプルに言ってしまえば、「難関大学」か「そうではない大学」の違いなのです。

難関大のAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)と普通の大学のAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)は、気をつけるべきポイントも大きく変わってきます。そして、その取捨選択を誤ってしまうと、大きな命取りになってしまうので是非気をつけてください。

例えば、書店で並んでいるAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)の本というのは、沢山種類があります。その中で数冊手にとって比較してみてください。恐らく、同じAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)の対策だとしても、かなり違った主張が繰り広げられているのではないかと思います。

AO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)は同じ名称でも「大学・学部によって大きく違う」

なぜAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)でも、ちょっとした違いがあるのでしょうか。まず総論として、AO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)は、同じような入試名称でも「大学・学部によって大きく違う」ということは、以前にもお伝えしたと思います。同じ“AO入試”と謳っていても、実際は評定平均が重視されるところがあったり、“公募制推薦入試”としていても学校長の推薦は必要なく、評定平均も不問としていたりします。大学・学部側の欲しい受験生像=アドミッション・ポリシーによって、大きく入試や選抜の内容そのものが変わってくるのがAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)なのです。

難関大とそうではない大学の違いは「メタ認知」の程度

そして、次の視点です。これは難関大学とそうではない大学での違いとして「メタ認知」があります。

これらは過去のエントリーでもお話した「メタ認知」という概念がありまして、これがどの程度出来るかによって、特に難関大のAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)を突破できるかは変わってきてしまいます。

●頭を良くするためにはメタ認知をしよう。

●メタ認知とは?その効果と鍛える方法をご紹介!
https://www.hito-link.jp/media/column/metacognition

こういう「メタ認知」が出来るこの記事の受験生の皆様であれば、AO・推薦に向いていると言えます。そして実際の社会でも生き抜いていけるのではないでしょうか。「メタ認知」というのは「自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知すること」です。AO・推薦では必須の能力ですし、実際の社会でももちろん必要とされる能力です。 – AO入試と嘘(ウソ)

自分が目指すAO・推薦入試は難関大かそうではないか

同じAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)でも、目指す大学の募集要項をしっかりと確認しましょう。その上で自分が目指す大学が「難関」なのか「そうではない」のかで、受験の戦い方は大きく違ってきます。必ず確認して、最後の最後で「間違った」対策をしていた…と後悔しないように、戦い抜いてください。応援しています。

この記事を書いた人

高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。