こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。
今回は、AO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)の二次試験でメインとなる「面接」について、面接対策のポイントや心得をお伝えいたします。
●AO・推薦の「面接」のポイント〈本気度編〉
https://cacao-nyushi.com/blog-mensetsu/
こちらの記事と合わせて読んで対策すれば、面接は問題なく突破出来るでしょう。
まず「面接」は「確認」であると心得よう
AO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)において、面接そのもので合否が決まることはほとんどありません。以前からお伝えしているように、勝負は一次試験の出願書類、とりわけ「志望理由書」で決まります。
それを踏まえますと、完成度の高い出願書類を出した受験生の皆さん、もしくは、まだ出願前であれば出願書類の完成度を高める作業に重点をおいて、対策に取り組むべきであるのは言うまでもありません。
面接は「雰囲気(オーラ)」が大事
面接においては、既に提出済みの出願書類(志望理由書)の「本気度(マジ?)」を確認されるに過ぎないのは、上の記事の通りです。それとも関連して、その次に大事になってくるのが見た目である「雰囲気(オーラ)」であります。
出願書類や志望理由書では、既に高い志を掲げてAO・推薦入試(総合型・学校推薦型選抜)に挑まれていることと思います。そのような高い志は文章だけでは、ただの“意識高い系”で終わってしまいます。それを実際に会って、ただの意識高い系の受験生なのか、それとも本気で出来そうな「雰囲気(オーラ)」を纏っているのか。それを一般的な言葉で言えば「マナー・立ち居振る舞い」なのです。
●人は見た目が9割
「人は見た目が9割」とは本当にその通りです。人は「話す内容」で相手に伝える情報より、その見た目や雰囲気で伝えられる情報の方が多いとされています。声や表情、立ち居振る舞いといった「非言語コミュニケーション」が合格に与える影響は大きいのです。自分自身の想いを数分間の面接において効果的に面接官に伝えるのは「見た目」なのです。
そのような点で「雰囲気(オーラ)」といったマナー・立ち居振る舞いがどれだけ重要なのかは、簡単に想像できるでしょう。
立ち居振る舞いのチェックポイント
●表情
常にスマイルを意識する。
視線は鼻のあたりを目安にする。
自分の一番伝えたいところでは相手の目を見る。
●話し方
「あのー」「あー」「えー」は使わない。
ゆっくりとハキハキと話す。
●姿勢
常に背筋を伸ばす。
歩く時は頭は上から吊るされているような意識で。
椅子は浅く座る。
身振り手振りジェスチャーを使って分かりやすく。
面接時のマナー
立ち居振る舞いを意識した上で、面接時の必要最低限のマナーは以下の通りです。ここではふたつのことを同時にしないように注意しましょう。
(1)入室
ドアをノック。
↓
中から「どうぞ」と言われたら、ドアを開けて中に入る。
↓
両手でドアを閉める。
↓
ドアの横で「失礼いたします!」と言う。
↓
その場でお辞儀をする。
↓
椅子の横まで歩く。
↓
椅子の横で「よろしくお願いいたします!」と言う。
↓
その場でお辞儀をする。
↓
面接官に「どうぞ」と言われたら、「はい!」と言って椅子に座る。
(2)面接中
男性:両膝を少しだけ開けて座って、手は握って膝の上。
女性:両膝を閉じて座って、手は重ねて腿の上あたり。
(3)退室
面接官で「終わります」と言われたら、「はい!」と言って椅子を立つ。
↓
その場で「ありがとうございました!」と言う。
↓
その場でお辞儀をする。
↓
出口まで歩く。
↓
面接官の方に向いて立つ。
↓
その場で「失礼いたします!」と言う。
↓
その場でお辞儀をする。
↓
ドアを開けて退室する。
↓
両手でドアを閉める。
これらのマナーは面接時の基本的なものです。実際の状況や指導する先生に応じて、多少変わっても問題ありません。これらを完璧に出来る人の方が少数派ですから、本番でも無意識のうちに出来なかった項目があったとしても、いちいち気にせず、やり通してしまうのが吉です。
模擬面接は動画に撮って何度もチェックしよう
これらのチェックポイントを自然にこなせるようになるには、何度も何度も練習が必要です。面接は場数をこなすのがなによりです。
その上で身近な人や先生に模擬面接をしてもらうのは大いに有効です。しかし数は限られてしまうかと思います。もし模擬面接の数が足りないなと感じたら、時間の許す限り、面接の様子を「動画に撮ってみる」と良いでしょう。これであれば、誰の力を借りなくても面接の場数を増やすことが可能になります。
自身で録画してみた模擬面接の様子を自分で見てみると、思いも寄らない改善点が出てくると思います。ぜひやってみてください。
この記事を書いた人

- 家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。
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