こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

受験生の皆さんが「AO対策」というと、多くは「出願書類の準備」と「二次試験(面接等)対策」のことを指しているように感じますが、実際はその前から勝負は始まっています。以下、出願書類の準備より前に行うべき、AO・推薦合格に必要な要素です。

(1)評定平均値を上げる
(2)AO・推薦に理解のある高校に入る
(3)英語資格を取る
(4)生徒会に入る
(5)“興味のある”資格を取る
(6)“興味のある”校外活動に参加する

これらはAO・推薦の受験に必ず役立ちます。ただマストではありませんので、中学3年生から高校2年生くらいのAO・推薦受験生の皆さんは、ぜひ出来るところから取り組んでみて、AO・推薦にチャレンジ出来る土俵づくりをすると良いです。

(1)評定平均値を上げる

評定平均は学校推薦型選抜(公募制推薦入試)はもちろん、総合型選抜(AO入試)でも求められてくるところは多いです。総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)を受けるにあたって、この評定平均はかなり大事になってくるのが天の理です。

評定平均は3.5以上、できれば4.5以上を目指そう!

これらの評定平均値を満たさなくても、戦略次第で合格を勝ち取ることは可能です。評定平均2.2で慶應に合格する人もいます。ただ、評定平均値は出願できる大学・学部の選択肢を広げます。そもそも評定平均が高くないと、受験すら出来ない大学・学部もあるのです。ここでの話は、中学〜高2生向けの話でありますから、初めから難しい戦いに持ち込む必要はありません。ぜひ出来ることなら、できるだけ評定平均を上げておきましょう。

(2)AO・推薦に理解のある高校に入る

これは本当に大きな問題なのですが、未だに総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)に理解のない高校があり、高校の先生が「AO・推薦は受けさせない!」とのたまう高校があるのも事実です。こうしたAO・推薦に理解のない高校に入ってしまうと、少しばかり本質と違った労力が必要になり、受験生本人も難しい戦いになってしまいます。
もしあまりAO・推薦に理解のない高校からAO・推薦にチャレンジしようとする場合は、上手く立ち回る必要があるでしょう。決して諦めずに説得を続ければ、高校側も分かってくれることがほとんどです。もしそういった事態の場合はどうしたら良いのかは、また別のエントリーで書いていきます。
今回は中学生の読者がこのエントリーを読んでいる場合は、ぜひ高校選びを「AO・推薦に理解のある高校か」という観点で考えてみると良いでしょう。

その高校に過去AO・推薦で合格した先輩はいるか
過去にその高校からAO・推薦(指定校推薦は除く)で合格した先輩がいるのかで「AO・推薦に理解のある高校か」が分かります。過去に合格した先輩がいるのであれば、情報量がある、ということにもなりますし、過去にあったことを覆すことは出来ませんので、その高校の先生はある程度は「AO・推薦に理解してくれる」でしょう。

進学校は避けて中堅校に入る
よくある話で、進学校ほどAO・推薦に反対するということがあります。それもそのはずで、進学校というのは、一般選抜(一般入試)での大学合格を“みんなで”目指すことに意義のある高校です。そこで少数の生徒がAO・推薦で他より早く進路が決まってしまっては、他の生徒の士気を削いでしまうことになります。
そしてもう一つのポイントは、評定平均です。進学校は一般入試的な勉強の出来る優秀な生徒が多いので、評定平均が低くなりがちです。そして評定平均を低くしてしまえば、その生徒はAO・推薦にチャレンジする意欲を削ぐことも可能ですので、進学校の先生は評定平均を低くしがちです。悪い大人の世界の話ですね。

(3)英語資格を取る

総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)において、英語資格を取っておけば、選択肢は広がります。これは評定平均ほどではないのですが、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)の受験資格に「英語資格」を定めている大学・学部もあります。

英語資格を取る(できれば高い級・スコア)

ただ、これもマストではありません。手前味噌ですが、英語資格なしでも合格する人もいます。しかしながら、初めから選択肢を狭めることは良しとは言えませんので、ぜひ時間のあるうちに、英語資格にチャレンジすると良いでしょう。選択肢を広げることになり、より有利に総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)を受験することが出来ます。

(4)生徒会に入る

いま中学生〜高校1・2年生であれば、出来る限り早く「生徒会」に入っておくのは、手っ取り早いです。これらは、評定平均や英語資格のように、受験資格として有利に働くというほどではありません。しかしながら、前述の(1)評定平均や(3)英語資格が望めないのであれば、生徒会に入る、という方法はかなり有利に働きます。

生徒会に入る(できれば生徒会長)

生徒会というと、活発に活動している雰囲気があるでしょう。総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)において、受験資格には定義されていないかもしれませんが、とても有意義です。生徒会は校内での簡単に関われる活動のなかで、部活動よりも、もっともコスパの高い活動の一つです。
その中でも、ぜひ生徒会長を目指して「高校全体のマネジメント経験」というのを身に付けると高評価ですよ。

(5)“興味のある”資格を取る

自分の「興味のある」ことは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)において、出願書類の肝となる「志(志望理由)」のベースとなることが多いです。

“興味のある”資格を取る(一風変わった資格でも可)

少し変わった「温泉ソムリエ資格」や「インタビュアー資格」なんかの資格を手当り次第に取っていくことは、自分の「興味」の源泉を掘り下げることに有用です。時間のある中学生〜高校1・2年生のうちに、自分の興味のある資格取得に取り組むと良いでしょう。

(6)“興味のある”校外活動に参加する

こちらも同様、自分の「興味のある」ことは、総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)において、出願書類の肝となる「志(志望理由)」のベースとなるでしょう。例えば「日本数学オリンピック」や「全国高校生小論文コンテスト」、「高校生向けのサマーキャンプ」、「未来構想キャンプ」といった、新聞社や各種団体、大学や学部などの「大人が」主催しているイベントで「高校生向け」にやっているイベントが調べると沢山あります。

“興味のある”校外活動に参加する(大人・大学生が「高校生向け」にやっているイベント・活動)

「大人・大学生が『高校生向け』にやっているイベント・活動」とのことですが、よく調べないと辿り着くことは困難です。高校やインターネットでよく情報収集に務めるといいでしょう。総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)は情報戦です。抜け目なく情報を集めて、片っ端から応募していきましょう。

この記事を書いた人

高野 祐大
高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。