こんにちは。AO入試・推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)専門「家庭教師のカカオ」代表の高野祐大です。

筑波大学のアドミッションセンターでは、AC入試(AO入試)合格者の自己推薦書の要約と合格後の活動のレポートを集めて、公開しています。ほとんどの大学・学部がAO・推薦を実施している昨今でも、合格者の出願書類の要約をホームページ上で公開しているのは、全国でも筑波大学AC入試くらいです。非常に珍しいケースですので、ご紹介しておきます。

●入学者の「合格まで」と「入学まで」
https://ac.tsukuba.ac.jp/examination/report

このレポートを、このようにWebで公表するのは、AC入試がどのような人材を求めているのか、どのような学習を高く評価しているのかを、高等学校をはじめ、広く社会に知ってもらうことを意図してのことです。
(筑波大学ホームページより引用)

AO・推薦受験生にとって、志望校に合格した人の出願書類を見ることは、まさに「どのような人材を求めているのか」を理解するのに適しています。AO・推薦対策はもちろん、志望校選びの第一歩でもあるのです。

しかしながら、そもそも志望校合格者の出願書類を入手すること自体が困難であるのも事実です。また一般選抜と違い、同じAO・推薦であっても、志望校によって求められる出願書類の作り方が大きく異なります。自身の志望校とは違う、他校の出願書類を入手したとしても全く役に立ちません。

今の自分に足りないものは何か。出願するまで正しい理解が出来ずに、訳が分からず、なんとなく不合格になる。

こうした動きが各校で盛んになると、AO・推薦への理解が高まり、より精度の高い入学者選抜が可能になるはずです。

この記事を書いた人

高野 祐大
家庭教師のカカオ代表。偏差値30、評定平均2.2で慶應義塾大学にAO入試で現役合格。学校の成績は大学進学も危ぶまれる状況だったが、AO入試で慶應義塾大学に現役合格した経験をもつ。大学入学後は、一人でも多くの人にAO・推薦入試にチャレンジしてもらうべく、日本初のAO・推薦入試専門の家庭教師センター「家庭教師のカカオ」を設立した。趣味は温泉。温泉ソムリエ協会認定温泉ソムリエ。