教師番号
3351
大学
上智大学 文学部哲学科
性別
女性
AO・推薦入試の受験経験
上智大学文学部哲学科 合格、
東京女子大学現代教養学部人文学科哲学専攻 合格、
成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科 一次合格二次辞退
AO・推薦入試の受験テーマ
なぜ哲学を学ぶのか
指導可能な試験科目
志望理由書、活動報告書、小論文、集団ディスカッション、面接、英語検定準1級

高校時代は特に英語の勉強に力を注いでいました。高校1年生の時は、英字新聞愛好会を立ち上げて活動に励みました。また、英検準1級を取得し、後輩に英検の指導をしておりました。他にも生徒会長を務め、積極的に赤十字のボランティアに参加をしました。

推薦入試をきっかけに他者に教えるということに興味を持ち、現在は母校の高校教員になるために上智大学で学んでおります。自分の合格体験を活かして、皆様の志望校合格へのお手伝いをしたいと思います。精一杯がんばります。よろしくお願いいたします。

インタビュー

正しさの根源を研究しよう

高野代表:合格された大学・学部・入試方式をお教えください。

家庭教師:私が合格したのは、公募推薦の上智大学文学部哲学科と総合型選抜の東京女子大学現代教養学部人文学科哲学専攻、成城大学のコミュニケーション学科を一次だけ総合型選抜で合格しました。

高野代表:上智大学の文学部哲学科というのは、どういった勉強をされるんですか。

家庭教師:そうですね、宗教と哲学の関わりが密接だっていうことを学んだりとか、あとは語学がすごい盛んであるので、英語以外にもドイツ語、フランス語を選択で選ばなければならなかったりとか、そういうところは強いと思います。あと、私はラテン語を選択していて、中世の哲学とかにも興味を持っています。

高野代表:先生が学部選びのところで、なぜ文学部哲学科にされたのですか。

家庭教師:私は高校時代に、英字新聞愛好会というのを立ち上げたのですけれど、英字新聞を書いていく中で、新聞とかメディアっていうのは、正しい情報を発信しようとなるべく努力をしていると思うのですけれど、私はこの活動をしていく中で、何が正しいのかっていう正しさの根源を研究しようとしていて、哲学とかに触れていると、正しいとはなんなんだろう、本当に正しいっていのがこの世にあるのかなっていう根源の問いになっていって、そこから興味が湧いたっていうのが大きいですね。

高野代表:ご自身の活動経験から哲学を学ぶきっかけをもたらしてくれたわけじゃないですか。上智大学がそれを解決する学びを提供してくれていると思ったのですね。

家庭教師:私はそう思っていまして、言語からの解決っていうのが大切だと思っていまして、他の言語を学ぶことによって、それを使う人種の方の思考回路を学ぶとか、そういうアプローチが重要になってくるんんじゃないかって英字新聞を書いてるうちに、実感してきて、そういったことを多角的に学ぶっていうことは大事なんじゃないかなって思いました。

高野代表:もう先生は、それを第一志望にされて合格されたということなのですけれど、合格の決め手になった部分、もう決め手しかないような状況なのかも知れないのですけれど、どういった準備をされて合格まで行かれたのかなっていうのを教えて頂けますか。

家庭教師:一番大きいかったのは英語の資格試験だと思っているのですけれど、英検準一級を取得したんですけれど、取得っていうのに満足しなくて、合格したあとも受験して、私、3〜4回合格しているんですよ。合格したあとっていうのは、優秀な人もたくさんいると思うので、合格に満足してはいけない、目標を高くもつっていうのが大事だと思います。

いまの自分に満足することって良くない

高野代表:目標を高くもつっていうのは大事なんですか。よく聞く話ではありますけれど。

家庭教師:現状に満足するっていうのは良くないと思っていまして、何事にも目標を高く持つっていうのは大事だと思います。

高野代表:特にAO入試だとそうなのだと思いますかね。

家庭教師:私はそうだと思っていて、いまの自分に満足することって良くないんじゃないかなって思っています。

高野代表:先生の場合は、大学で学びたいことが先に出てきたわけじゃないですか。自分のやりたいことをやるのに、どの志望校ならやれるのかなって考えると思うのですけれど、先生はどうやって見つけたのですか。

家庭教師:読書をしていくなかで、哲学がいいなって思ったんですけれど、やっぱりやりたいことがないって人もいると思うのですよ。そうしたら、好きなこととか、やっていて楽しいなって思うことから始めていくのがいいと思っていて、勉強って苦痛だと感じることも多いと思うのですけれど、その始まりの部分を自分が楽しいと思うことにすることで、やる気が出てくるのだと思います。

高野代表:勉強っていうのはつらいものだっていうのもあるのだと思うのですけれど、せっかくなので、正しさの根源、そういった視点で現状の勉強とかって、先生はどう思われたりしますか。

家庭教師:そうですね。勉強っていうのは、大人は子供がするものだって考えているところがあるのだと思うのですけれど、勉強って生涯ずっと続いてくものだと思っていて、大人になると勉強しなくなるから今のうちやっておきなってアドバイスがあると思うのですけれど、私はそれは違うと思っていて、何事にも勉強し続けるって姿勢は大人になっても重要だと思っていて、その姿勢さえあれば、進化できる人になると思うのですよ。だから、子供がやる学生がやるのが勉強っていうのじゃなくて、生涯ものごとを身に着けていく姿勢っていうのは大事だと思っていて、それをつけるためにも子供から勉強する姿勢をつけていくのが大事なのだと思っています。

高野代表:AO入試も勉強の1つだということなのですね。

家庭教師:ペーパーテストではないので、なかなか学力的な伸びっていうのは実感できないから、不安に思ってしまう部分はあるのだと思うのですけれど、自分の行き方を見つめ直すっていう意味でも、やっぱりAO入試っていうのがやっぱり大事だなって私は受け終わったあとに思いましたね。

高野代表:先生は生徒会長を努めていらっしゃったってことなのですけれど、生徒会長っていうと優等生っぽいイメージってあるじゃないですか。そういう点では先生はどうだったんですか。

家庭教師:私の場合は、結構小規模な女子校だったので、のびのびしていて、私が生徒会長であっても、生徒会長として特別な雰囲気をまとっていたとか、そういうわけではなかったんですけれど。私が入学した頃はコロナでオンラインの授業が盛んに行われていたり、結構高校生活で不自由なことが多かったのですけれど、そこで生徒会長として何ができるかって考えたときに、なるべく感染しないように、映像の作品をつくってみんなで鑑賞しようとか、やれるなかでできることをみつけようっていう形でやっていました。

高野代表:そういったところも大学受験で活かしたりしたのですか。

家庭教師:そうですね。結構、上智大学ではなく、東京女子大学の入試では、集団ディスカッションがあったんですけれど、意見をまとめるっていうのが結構大変で、いろんな意見が出て、どうしようってなってしまうのですけれど、そういった場面で、みんなの意見を取りまとめるっていうところに活かせたっていうのはありますね。

生徒会をやっているとAO入試で受かりやすい?

高野代表:生徒会をやっているとAO入試で受かりやすいっていう話があるじゃないですか。そういったものはあると思いますか。

家庭教師:私場合は、生徒会長をやっていたっていうそのものは、変わらないことが多くて、だけど生徒会長をやっていた上で、たとえば自分が工夫したこととか、どういうことに着目して活動していたかっていうのは、結構評価されましたね。やっぱりやったってだけじゃ足りないかなって思いました。

高野代表:そうですよね。だとすれば、そこの環境で、どういう風に考えたとか、そのことの方が大事ということなのですね。

家庭教師:そうですね、そこが一番大事になってきますね。

高野代表:ということは、生徒会長ではなくて、部活の部長でも良いですし、部長でなくても、考えたこと、感じたこと、工夫してやったことが評価されるっていうことなのですね。

家庭教師:そうですね。本当にインパクトが生徒会長って強いと思うのですけれど、そうでなくても、やっていることが充実していれば、そこの部分はなんでも大丈夫だと思っていて、自分のなかで、これは大した事じゃないなって思うようなことでも、大学側はすごいと評価してくれることもあると思うので。最終的に、大学に評価されることは何かっていうことを探していくのが良いと思います。

高野代表:ということは、なにごとにも参加していくっていうのが大事なのですね。

家庭教師:私は生徒会以外にも大会みたいなものにも参加していて、高校1年生のときに情報の授業で、企業と接触して、新しい企画をつくるっていう大会があったのですけれど、その大会は私はすごく頑張って、全国大会まで進出したんですけれど、それは全然、哲学科の入試では使わなくて。けど、その分野に行っていたら、活かしていたのかも知れませんしっていうのがあるので、自分のなかで武器を持っているっていうのは大事だと思います。いろんな武器を持って、最後に何を使うかっていうのを選べると良いと思います。

高野代表:高校1年生の段階とかであれば、いろんなところに顔を出してみるっていうのが良いのですね。

家庭教師:そうですね。結構、自分の興味が定まっていない人ほど、何でも挑戦してみるっていうのが良いと思います。

高野代表:なるほど。先生はいろいろと参加していくなかで、先ほどの情報の大会では頑張ったって経験を持ったじゃないですか。先生のような人でも、いろいろと顔を出してみても、これは自分は頑張らなかった、合わなかったってこともあるのですか。

家庭教師:合わなかったことですか。私は結構、逆に、理系の勉強っていうのですかね、ペーパーテストはダメで、そういうやらなきゃいけないから、やっていたのですけれど、自分のなかでは合わないなっていうのがあったので、そこは苦手分野だったのですけれど、逆に自分の得意な語学とかを伸ばすために、穴埋めといいますか、そのへっこんでいる部分を得意な分野で頑張るっていうのはありました。

高野代表:先生みたいに頑張れる秘訣ってあるのですか。

家庭教師:私も中学生のときはやる気がなくて、勉強はだめで、別に他の活動を頑張っていたわけではないんですけれど、やっぱり先生を頼るとか、大人を頼るっていうことを意識し始めてから、頑張らないとなって思って。私の場合は、高校の先生が結構しっかりしている方だったので、頼れば結構返ってくるって感じだったので。私は英作文の宿題を勝手に作って出していて、それも添削してもらえるっていうような、そんなことを勝手にやっていたのですけれど。結構、大人って頼るとちゃんと私達のことを見てくれていて、大抵は。やっぱり、教員と生徒という関係からはじめて、授業外でも頼っていくと、親密になっていってやる気も出てくるのだと思います。授業中の先生と生徒ってい関係が中学のときは強かったので、放課後になれば、先生は外の人って意識があったのですけれど、だんだん親密度を増していくことで、親近感を覚えて、勉強もしやすくなったりとか、そういう風に先生とか大人とかを頼ったり、関わったりしていくっていうのは、やる気になるんじゃないかなって思います。

高野代表:すごく新しいですね。大人を頼るってこと、そういう人を見つけるってことですもんね。授業が終わってしまえば、先生から授けてもらったもの、宿題とかはやるけれど、それ以外のところは自分は自発的にやらなくなるっていうのが一般的ですもんね。

家庭教師:自発的にやらない子もいるし、中学生のときもやらなかったんですけれど、この人のためにやれるって人を見つければ、自発的にやれるんじゃないかなって思います。

信頼できる大人をつくる

高野代表:その先生と仲良くなって、その先生に期待されているし、その先生にもいろいろとサボってしまうと、期待されている分頑張れるっていうことですよね。

家庭教師:信頼できる大人をつくるっていうのが結構大事だと思いました。

高野代表:AO入試で合格するような人っていうのは、意外とそういう人を見つけているし、学校の先生だったり、大学の先輩とか見つけられているじゃないですか。そういうのが何か定義できると良いですよね。合格する方にそういう状況ってありますよね。

家庭教師:あとは、自分のことを振り替えれる人がAO入試で合格できると考えていて、生き方とか外観して、自分がどうだったかっていうのを振り替えれるとAO入試で受かるんじゃないかなって思っていて、直前の過去とかだけ振り返っていたら、やっぱりなんかAO入試って合格できないと思うんですよ。生まれてからここまでの人生わしっかりと外観して、これからの生き方を考えられる人がAO入試強いんじゃないかなって思っているし、合格するのはそういう人なんじゃないかなって思っていて、直前の結果だけ見て一喜一憂してしまう人っているじゃないですか。そういうのではなくて、自分の生まれてからの生き方をちゃんと見れる人が良いのだと思います。

高野代表:良いですね。過去を振り替えれる。振り替えられないとダメということなのですね。

家庭教師:そうですね。悪いところも良いところもちゃんと見つめ直せる人って強いんじゃないかなって思います。

高野代表:振り返るのにも、先生の場合、さっきの良い大人を見つけられたっていうことですけれど、AO入試の書類の準備とかもされたのですか。

家庭教師:そうですね。書類の準備もその先生に助けられまして、休日とかも面倒を見て頂いて。先生自身もより親しい仲みたいな形で、日常的に指導して頂けたっていうのもありましたね。

高野代表:家庭教師でも、単に先生と生徒ってだけじゃなくて、志望校の先輩と未来の後輩、っていう形で指導できると合格できますよね。けど、そういう状態にもっていくには、やっぱり頼るってことなのですかね。

家庭教師:そうですね。先生を頼って欲しいなって思っていて、私はその先生を通して、教えることの大切さとか、こういう先生になりたいって思えたので、大人はしっかり頼ってほしいなって高校生の方には思いますね。

高野代表:頼ると返してくれると良いんですけれど、返してくれなかった場合はどうすれば良いのですか。

家庭教師:返してくれないときは別の大人に頼る。その人だけじゃないし、複数の視点があったほうが客観性があると思うので、その大人は割り切ってしまって、いろんな人にあたってみるっていうのが良いと思います。この人いいなって思っても、その人の意見が主観的であったりすることもあるので、逆にいいなって思う人を見つけたとしても、いろんな人を頼るっていうのが大事だと思いますね。

高野代表:めげずにいろんな人に頼ってみるのが高校生として大事だということなのですね。

色んなところに顔を出す

高野代表:準備を進めていく中で、難しかったことって何かあるのですか。

家庭教師:難しかったことですか。私の場合は武器をいっぱい持っていたので、書けることがいっぱいあったので、やっぱり小論文の対策とか、結構苦戦したなって思うところはあって、結構文章を書くこととか自分は得意だなって思っていたんですけれど、文章を最後まで読み通してみてぐちゃぐちゃになっているとか、練習していくなかで結構あって、小論文とかそういうものの対策とかが、毎日文章が得意と思っていても、毎日予習をしたりとかしましたね。あとは、細かいところでも日付の管理ですね。遅い大学もあったり、早い大学もあったりして、結構ギリギリになってしまうと、精神的なこととかも重なってくると思うので、しっかりとスケジュール管理をしていくっていうのが大事だと思いました。

高野代表:先生の場合だと書けることが多かったって話だったじゃないですか。かけることを多くするためにはどうすれば良いのですか。

家庭教師:それはやっぱり色んなところに顔を出したり、あとは大学のホームページとかを見て、この大学にはこういうことがウケそうだなっていうことを予めセッティングしておくっていうのが大事だなって思っています。私は部活動を作ったって言ったんですけれど、JRC部っていうのにも入っていて、それはなぜかっていうのと、キリスト教の学校だと、そうしたことが評価されるとのことでしたので、こういうことをやったら評価してくれそうだなって思ったら、そういうことにチャレンジしてみたりとか、大学のホームページとかもしっかり見て、大学を研究するのが大事なのだと思います。

高野代表:最後にAO・推薦の受験生にメッセージをお願い致します。

家庭教師:結構、受ける前のほうが緊張すると思うのですけれど、コツコツやれることをやっていったら、結構合格っていうのは掴み取れると思うので、緊張せずに自分のやれることを見つけて頑張っていただきたいと思います。